親知らずの抜歯に伴う痛みや腫れってどの程度のものなの?
親知らずの抜歯では、顎が腫れたり、痛みが生じたりするという話を耳にしますよね。
また、抜歯に伴う痛みについても気になる所です。
そこで、親知らずの抜歯では、顎がどれくらい腫れるのか、それからどれくらい痛みを伴うのかといったことを詳しくご紹介していきます。
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抜歯はどのくらい痛いものなの?
まずは、親知らずの抜歯に伴う痛みについてです。
抜歯の手術では、原則的に麻酔が投与されます。
局所麻酔と呼ばれるもので、痛みが生じるであろう親知らず周囲の感覚を、麻酔で麻痺させます。
そのため、手術中は痛みを感じることがありません。
では、抜歯後に麻酔の効果が切れたあとはどうなのでしょうか。
麻酔が切れたら痛みが出てくるの?
手術が終わり、しばらくすると麻酔の効果が薄れてきて、やがては切れてしまいます。
そうなると、歯茎や顎は徐々に痛みを感じるようになります。
ただ、親知らずの抜歯をした後は鎮痛薬が処方されますので、麻酔の効果が無くなり始めた頃に服用すれば良いでしょう。
鎮痛薬は、適切な量を処方してくれますので、使い切る頃には抜歯による痛みもほぼ無くなってきていることでしょう。
一方、顎の腫れについてはどうなのでしょうか。
親知らずの抜歯後は顎が腫れるものなの?
親知らずを抜歯した後に、顎が腫れるかどうかは、正にケースバイケースと言えます。
親知らずが真っすぐ生えていて、すんなり抜けた場合は、それほど腫れることはありません。
逆に、1時間もかかった場合は、それなりに顎が腫れるものと考えてください。
ただ、親知らずの治療後には、抗炎症薬や抗菌薬なども処方されますので、それなりに腫れは抑えることができるかと思います。
上の歯と下の歯では抜歯の痛さや腫れ方は変わるのか?
さて、ここで少し細かい話になります。
実は、親知らずの抜歯は、上の歯と下の歯では、痛みや腫れ方が変わってくるのです。
これは、顎の骨が上下で異なるためです。
顎の骨は、下の方がしっかりとしています。骨密度が高く、骨が硬いのです。
ですから、下の親知らずを抜いた後は、痛みや腫れが強く出るものと考えましょう。
こういうことを聞いてしまうと、親知らずの抜歯が少し怖くなってきますよね?
そこで最後に、抜歯への恐怖心を和らげる方法についてご紹介します。
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抜歯の恐怖心を抑える方法は?
親知らずの抜歯に限らず、歯科治療に恐怖心を抱いている患者さんは少なくありません。
確かに歯を削られたり、歯を抜かれるのは怖いですよね。
そうした患者さんのために、笑気麻酔という処置を施してくれる歯医者さんもいます。
笑気麻酔というのは、医療用のガスで、これを吸うと気分が良くなります。
半分眠っているような感覚ですね。
ですから、親知らずの抜歯の際に、笑気麻酔を吸っておけば、治療への恐怖心は抑えられます。
ちなみに、笑気麻酔には目立った副作用などはありません。
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