親知らずの抜歯方法~切開・所要時間・麻酔などに関して~
親知らずはどんな風に抜歯するのか気になりますよね。
また、どのくらい時間がかかって、どんな麻酔をかけるのかも事前に知っておきたくありませんか?
親知らずは、沢山の人に生えている歯です。
ですから、お口の中で悪さをしていなければ、放置していても問題ありません。
けれども、親知らずが虫歯や歯周病を誘発しているような場合は、手術をして、抜歯することもあります。
そうした際、どういう方法で親知らずを抜くのか、少し詳しくご紹介したいと思います。
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親知らずの抜歯方法は原始的!?
親知らずの抜歯は、文字通り、顎の骨に埋まっている歯を抜きとる手術です。
意外に思われるかもしれませんが、抜歯の手術というのは、とっても原始的なのです。
具体的には、「かんし」と呼ばれるペンチのような器具で親知らずを引き抜きます。
そう聞くと、とても痛いような気がしますが、手術中は麻酔が効いていますのでご安心ください。
歯茎は切開するの?
さて、そこで気になるのが、歯茎を切開するかどうかですね。
やはり、メスを使って歯茎を切開するとなると、手術への不安感は高まります。
結論から言うと、歯茎を切開するかどうかは、患者さんそれぞれの親知らずの状態によります。
親知らずが引き抜きやすいような状態で生えていれば、歯茎を切開する必要はありません。
一方、親知らずが斜めに生えていたり、歯の根っこが複雑な形をしている場合は、歯茎をメスで切開して、親知らずを引き抜くことがあります。
特に、埋没した親知らずは、必ず歯茎の切開を伴いますので、ご注意ください。
抜歯する時間は?
次に、親知らずの抜歯手術にかかる時間についてです。
これは、一般的な病気と同様で、患者さんの容態により変動します。
本当に抜きやすい親知らずであれば、15分で手術は終了するでしょう。
比較的抜くのが難しい親知らずなら、1時間以上かかることも大いにあり得ます。
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どんな麻酔をかけてくれるの?
先ほど、親知らずの抜歯では、手術中に麻酔をかけると述べました。
この麻酔というのは、いわゆる局所麻酔です。
親知らずが生えている周囲の歯茎に、麻酔薬を作用させます。
そうすることで、抜歯の痛みがなくなります。
また、全身麻酔ではないので、治療が終わったら、すぐに日常生活に戻ることができます。
上の歯を抜いたらもう下の歯も抜かないといけないのか?
最後に、少し細かいお話になります。
というのは、例えば上の顎の親知らずを抜いた場合、下の親知らずはどうなるのか、という疑問が湧いてくるかと思います。
要は、上と下の歯の本数が変わってしまい、噛み合う相手がいなくなる歯が出てくるのです。
この点に関しても、ケースバイケースと言えます。
下の歯を残しても噛み合わせ等に何ら問題がなければ、抜歯を行わないことがあります。
問題がある場合は、上下とも一緒の時期に、抜歯してしまいます。
これは歯医者さんの診断にお任せしましょう。
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