親知らず抜歯後の歯磨きやうがいには注意が必要!?
親知らずの抜歯後には、口腔ケアにも配慮する必要があります。
抜歯後の正しい歯磨きの仕方やうがいの注意点などについて、詳しくご紹介します。
親知らずの抜歯をすると、歯茎に穴が空いている状態となります。
すると、ヒトの心理としては、その穴に舌を入れ込んでみたり、血液が出てきて気持ちが悪いので、頻繁にうがいをしたりするものです。
けれども、そうした行為が傷口の治癒の邪魔をしてしまうこともあります。
ですので、口腔ケアを始めとした、抜歯後の注意点について幾つかご紹介したいと思います。
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抜歯後の歯磨きには注意しよう!
親知らずを抜歯した後は、お口の中に違和感が残ります。
元々生えていた歯が抜けたので、当然と言えば当然ですね。
それに加えて、親知らずを抜いた後には、大きな穴が空いていますから、それもまた気になる点と言えます。
例えば、抜歯後に今まで通りご飯を食べると、きちんと噛み合わない部分が出てくることでしょう。
また、ご飯などの食物が、抜歯した穴に入り込むことだってあります。
そうなると、歯磨きの時に一生懸命ブラッシングしてしまいがちですが、それはやめておきましょう。
なぜなら、親知らずを抜いた跡というのは、傷口そのものだからです。
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堅い歯ブラシでゴシゴシ磨くのはダメ!
道端で転んで、膝を擦りむいた場合、私たちはどうしますか?
きちんと消毒をして、バイ菌が入らないように処置します。また、バンドエイドなどを貼って、できるだけ外から刺激が加わらないようにしますよね。
親知らずを抜いた跡も同じです。
そこは立派な傷口ですから、歯磨きの際も、出来るだけ歯ブラシが当たらないようにしましょう。
ご飯粒などが詰まってしまった場合も、堅い歯ブラシでゴシゴシと磨くことは厳禁です。
それは、傷口をえぐることと同じなのです。
抜歯直後はうがいをしてはダメ!
次に、うがいについてです。
虫歯治療や歯周病治療の際には、頻繁にうがいをしますよね。
歯を削ったりすると、削りカスなどがお口に充満してきますから、お水でゆすぐことはとても大切なことです。
けれども、これと同じことを親知らずの抜歯後にはしてはいけません。
親知らずの抜歯後に、沢山うがいをしてしまうと、ドライソケットという症状が現れてくることがあるからです。
親知らずを抜くと、出血が起こります。
この血液が歯を抜いた跡を塞ぎ、傷口全体を修復してくれるのです。
そこでうがいをしてしまうと、なかなか傷口が塞がらず、顎の骨がむき出しの状態となってしまうのです。
これがドライソケットです。
親知らずを抜歯した後は、何かとお口の中が気持ち悪いので、頻繁にうがいをしがちです。
しかしながら、それはお口の健康を著しく害することがあるため、注意が必要になります。
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