毎年固定の短期バイトに在籍している場合の履歴書の職歴の書き方
短期アルバイト以外に主な職歴が無い場合や、短期アルバイトから他のアルバイトや非正規雇用の職業へと就職活動する場合、短期アルバイトの経歴も履歴書の職歴欄へと記入することは有効です。
それでは、とある会社にアルバイトとして所属し続け、毎年決まった期間だけ短期アルバイトを行っている人の場合、職歴欄にはどのように記入したらよいでしょうか。
今回は、書き方をいくつかの例に分けてご紹介したいと思います。
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職務履歴書を添付できる場合はそこに短期である旨を記入
履歴書に職務履歴書を添えて提出できる場合、職歴欄にはアルバイトとしての在籍期間そのものを記入し、職務履歴書に実働の期間を詳しく記載すればよいです。
職務履歴書を添えない場合、アルバイト先の業務内容や事業所の規模、つまり従業員数を記載することも重要です。
履歴書への記載の仕方としては、
「平成○年○月~○○社(従業員数○○人)にアルバイトとして登用、現在にいたる。」ここで改行をし、次の行に右詰めで「以上。」と表記します。
短期アルバイトを履歴書に記入するメリット
短期アルバイトを転々とするという印象はあまり良くない一方、雇用先から信頼を受け、
毎年の短期アルバイトの時期におなじみの顔として働いてもらいたいという評価を受けたという実績は、長期のアルバイト経験に匹敵するものになり、アピールができる可能性が高いです。
特に、履歴書を送る先の業務内容が、件の短期アルバイトと重複する場合は、何年もやっているわけなのでノウハウの蓄積が見込め、即戦力としての期待を込めて採用される場合もあります。
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記入パターン1、在籍期間をそのまま職歴に記入
まずは、会社在籍期間すべてを職歴に記載するパターン。
こちらのメリットとしては、実際に会社に在籍し始めた日時から、満了した日時、あるいは現在も在籍しているのなら現在にいたると表記さえすればよいので、非常に簡略だということ、そして、自然と在籍期間も長く、そして空白なく表記されることなので、採用担当者が履歴書に目を通した時の見栄えもよくなります。
デメリットとしては、現在も在籍中なのにどうやって就職活動をしているのかなどを突っ込まれたときにあたふたせずに、期間限定のアルバイトを毎年行っている旨を説明できる必要があるということです。
パターン2、実働の期間をその都度細かく記入
次に、短期バイトをした期間のみを、飛び石で記載し、もし現在仕事がはいっていない時期ならば現在無職と記入するパターン。
この記載方法のメリットとしては、採用担当者が履歴書に目を通した時に、実際にあなたがどの期間にアルバイト先ではたらいて、どの機関に余暇を過ごしているのかというスケジュールの割り振りが、手にとるようにわかるという点です。
その一方デメリットは、「○○社にアルバイトとして登用、○月○日に期間満了、」再び「○○社にアルバイトとして登用、○月○日に期間満了、」と、同じ内容が何行も続いて履歴書を埋めるため、非常に多大なスペースを履歴書に要するという点です。
そのためこの方法は、せいぜい2~3年の期間行った場合に採用するとよいでしょう。
パターン3、資格や備考欄を活用する
最後に備考として会社に在籍してはいるが、仕事がある期間とない期間があると細かく記載するパターン。
これは、1と2のパターンの折衷案とも呼べるもので、会社のトータルのアルバイトとしての在籍期間を、履歴書の職歴欄に記載しておき、履歴書の資格や備考の欄に、そのアルバイトは、期間限定のもので、毎年のシーズンインに自分が実際に業務をしていたという旨を記載することになります。
このパターンを採用することでの隠れたメリットとして、採用面接のときにアルバイトの内容を聞かれたときに、あらかじめこの履歴書での記載によって、自分の頭の中で整理ができているので、すらすらとアルバイトの内容が話せるということが挙げられます。
大切なのは、書類選考で自分の魅力を伝えるということ
結局、このうちどの記載方法をとるのかは、個人の好みに依ります。
しかしどの記載方法にも共通していることは、いかに自分がアルバイトによって有用な技能を身につけたか、同僚や顧客からの信頼を得たか、そして業務の無い余暇の時間を職業訓練や資格勉強などの時間に充てたかなどを、履歴書への記載以上に綿密に頭の中に準備しておくと言うことです。
履歴書による書類選考と面接を併せて、最大の効果が得られるようにしておきましょう。
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