高卒認定・専門・短大・フリースクールはどんな卒業扱いになる?

履歴書に書く場合、卒業扱いがどういった区分にあたるのか判断が難しいケースがあると思います。

今回は、そういったケースについてまとめてみました。

高卒認定・専門・短大・フリースクールはどんな卒業扱いになる?

1、高等学校卒業程度認定試験合格の場合(旧大学入学資格検定)はどの卒業になる?

     ・中学卒業して高校へ行かず高校卒業認定試験合格の場合
     ・高校中退後、高校卒業認定試験に合格の場。

2、短大・専門学校卒業は高卒扱いになるのか。

3、不登校で小学学校と中学校を終わった場合中学卒業扱い?



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1、高等学校卒業程度認定試験合格(旧大学受験士資格検定)の場合はどの卒業になる?

まず、高等学校卒業程度認定試験とは何でしょうか。

  • 文部科学省主催の認定試験
  • 合格者には証明書あり
  • 高校を卒業したと同じ学力があると証明するもの

合格することで大学や専門学校の受験をする資格になります。

中学卒業後、高校に行かず高卒認定試験合格の場合について

基本的には中学高校卒業と書きます。

高校卒業資格認定についてですが、国によって認められた資格ですので証明としは有効です。

記載については、資格の欄に書くというのが一般的のようですが、学歴の所に「○○年、高等学校卒業程度認定試験合格」書くことは間違いではありません。

中学卒業後、高卒認定試験を合格して、それから更に進学がある場合はそれに続いて書きます。

高校中退後高卒認試験合格の場合について

高校中退後に高卒認定試験合格の場合ですが、学歴に書く場合は中学卒業、そして高校入学、その後に高校中退と書きます。

高卒認定については学歴の欄に書いて良いと思います。

※資格の欄に高卒認定の合格のを忘れずに!

その後、進学などがある場合は続いて書きます。

高卒認定試験合格のみで進学をしていない場合は

高校中退の場合は中退、高校へ行かずそのまま高卒認定合格の場合は中学卒業と書きます。

基本的に高卒認定試験については、学歴欄に記載せず、資格欄へ記載ということが多いようですが、学歴の欄に書いても問題はないと思います。

※資格の欄に高卒認定合格を書くことも忘れずに!

学歴欄に高卒認定試験を書いても問題ない理由

  • 時系列的に分かり易くなる
  • 高校は途中で辞めた、またはいかなかったけれども、自分で努力した経緯が分かる

基本的に学歴には入りませんが、同様とするといったものがありますので自信をもって書くと良いでしょう。

※高校卒業からストレートに進学した人と比較しても、努力したといった風に感じることもいえるので回り道した事でデメリットだと考えず、貴重な体験をしているといったアピールポイントとし、表現して、実際の面接の時のアピールとなるようにすると印象に残ると思われます。

※高等学校卒業程度認定試験

文部科学省より



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2、短大・専門学校卒業は高校卒業扱いになる?

短大もしくは専門学校の卒業は高卒扱いになるかどうかについて、それぞれのケース別にご紹介します。

専門学校卒について

専門学校についてですが、文部科学省による、学校教育法上において規定されている学校かどうか、都道府県などに認定されているかどうかによって、扱いが変わってきます。

一般的に言われている専門学校で高校卒業後に行かれるものが認可されている場合は「専修学校」と位置づけられて、卒業後は学位が与えられ、一般的に2年制のものは、「専門士」という学位となります。

この場合は専修学校卒業となり高校卒業とは違ってきます。

※専修学校とは

文部科学省より

※厳密に言えば、専修学校でも区分があり、中学校卒業対象者の高等専修学校と、高等学校卒業者対象の専門学校(専門課程)その他基準がないものとあります。

基準がないものについては各種学校扱いとなりますので、学歴記載には該当しないものになります。(資格取得の為の学校と考え資格欄に記載は可能だと考えられます。)

短大卒について

2005年以前は高等専門学校(高専→工学部系の専門の学校で中学卒業から5年間のも)と同様の準学士でしたが、現在では短期大学士という学位に変更となりました。

したがって、学歴としてしっかりと独立したものとなっています。

※短期大学士

ウィキペデアより

3、不登校で小学校・中学校を終わった場合中卒扱い?

不当校で終わった場合ですが、そのまま高校へ行かない場合は中学卒業扱いですが、通信制高校や定時制高校へ通い卒業すると高校卒業となります。

フリースクールについて

基本的には、不登校の方が義務教育期間中、フリースクールに通う期間については、もともと行っていた(行く予定の)学校に席をおいたままで、フリースクールに通う事で出席したとみなされて、席のある学校から卒業証書を発行されることになります。

そのため、フリースクールは公的な学校としては認められておらず、フリースクールを卒業しても義務教育過程を卒業したと認められません。

ただし、在籍されている学校が、フリースクールに通うことを認めている場合は、フリースクールに通う定期などは学割が適用されます。

※高校についてですが、2009年からフリースクールの出席を認める場合もあるようです。

※不登校・フリースクール情報

フリースクール全国ネットワークより

おわりに

状況によっていろいろ変わってくることがありますが、事情によって学校に行くことができなくなったとしても、その後どういった経緯で学校を卒業し、次の学校に通うこととなったかを履歴書に書くことで努力していることがアピールできます。

考えすぎず自信を持って面接に臨んで下さいね。



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