これは書く必要ある?学歴の年月日のポイント5

学歴や職歴について、個人的には大した事ではないと思う事でも省略してよい内容とそうでない内容があります。

以下のケースの場合、省略が可能かどうかをご紹介します。

1、卒業や入学の時期について

     ・卒業予定・入学予定も記載すべき?
     ・卒業・入学の日にちまで書く必要がある?(○年○月○日まで書く必要がある?)

2、転校・編入について記載すべきでしょうか

3、学校の中退について

     ・高校・専門学校・大学の中退は記述すべき?
     ・入学して数カ月で退学した場合でも書くべき

4、在学中の学校や在職中の企業の名称も書くべき

5、大学を2つ卒業した場合は両方書かないといけない?(片方の大学を書きたくない場合)



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1、卒業や入学の時期について

卒業や入学が予定の段階で、まだ卒業や入学をしていない場合はどのように履歴書を書けば良いのかをまとめます。

卒業予定の場合

一般的な慣習として、新卒者(高校、大学など)の場合、就職の採用採用試験や面接などを行われる時期が在学中の秋頃など、卒業前に行われることが多いと思います。

この場合について在学中に履歴書を書く時は学歴に平成○年3月「卒業見込み」「卒業予定」と記載します。

どちらでも良いと思いますが「卒業見込み」が多いようです。

実際にはまだ卒業していませんが、先方の企業側も了承されていることですので、虚偽とあたりませんので記載します。

ただし、実際には卒業していませんので、企業側の内定通知を頂いた時点で安心せずに、しっかりと卒業できるように最後まで学校の授業やテストを頑張って卒業する必要はあります。

※内定された方でも卒業できない場合は内定取り消しなどの対応もありますので注意して下さいね。(実際、私の知人は内定後に留年が決まり取消となりました。)

入学予定の場合

入学予定についてですが、特に書く必要性があれば、入学予定と記載するべきでしょう。

普通の企業採用のケースでは少ないとは思いますが、例えばアルバイト採用の際の履歴書の場合、卒業して、上の学校へ進学入学する予定の方は記載すると良いと思います。

アルバイト先の方が進学後も続けられるかなどの目安にもなるので記載することでより明確になります。

また、入学後も引き続きしたいという具体的な話もできるかもしれません。

卒業・入学予定の日にちまで書く必要がある?

入学、卒業予定の日付についてですが、西暦か和年号(平成)は必ず必要です。

また月についてですが、時系列表示のため必要となります。

最後の日付についてですが、履歴書によっては、年号と月のみのものはそれだけで良いと思います。

また、細かな記載枠がないものでも最後の日付については必要ないと考えられます。

もし必要ということでしたら入学は1日で卒業は31日となります。

その理由は、『学校教育法の義務教育課程の記載にしたがって入学は4月1日卒業は3月31日とされている』、『高校、大学においても、義務教育課程とほぼ同様の考え方』であるからです。

※学校教育法 (第2章義務教育 17条)

学校教育法より

2、転校・転入について記載すべきでしょうか

義務教育課程でも転校・転入については記載の必要はありません。

しかし、高校の転入・編入については記載が必要となります。

【高校の転入・編入の記載例】

平成○年4月 ○高等学校入学

平成○年○月 ○高等学校中退

平成○年○月 △高等学校 △科□年時編入

※転入→現在在籍中でほかの学校へ受験して移ること。

※編入→いったん学校をやめてから改めて学校を受験して入ること。

どちらの場合も今までの単位は生かされて途中の学年から勉強することになります。

※通信高校の転入・編入について

通信高校ナビより

大学について編入、転籍、転部、転科についても記載が必要となります。

【大学の編入、転籍、転部、転科の記載例】

平成○年 ○○大学 △学部 △学科入学

平成○年 ○○大学 □学部 □学科に○年次転部

※転籍・転部・転科→同じ大学の学部や学科を変わること。

大学によって2年時の転籍・転部かそれ以外の学年に転籍・転部できるか違ってくるようです。



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3、学校の中退について

学校の中退も記載すべきか?

また、中退した日付も必要なのでしょうか?

高校・専門学校・大学の中退は記載すべきか?

学歴で学校の中退について記載は必要となります。

基本的には事実に忠実に記載することになるでしょう。

中退の理由についても簡単に記載すると良いかも知れません。

卒業することはなかったとしても、それまでの経歴の中で頑張ってきたという証明にもなりますので記載は必要でしょう。

不利だと思い書かないことや、卒業したと書くことの方が後になって証明できなくなり、より一層自分自身で不利な状況に陥ることにつながります。

中退についてもしっかりと理由について考えて書くことで面接官の心象が好意的に思われるでしょう。

入学して数ヶ月で退学した場合も書くべきか?

基本的には入学や卒業また退学については記載します。

すぐに退学してしったとしても記載します。

すぐにやめてしまった事が悪い印象になるのではないかと気になると思いますが、頑張って入学したことについての事実は記載するべきことですし、すぐにやめてしまったとしても「理由」がしっかりとしたものであれば、隠すことやごまかすことよりもより好印象となります。

そのような場合は、面接時に入学したものの、自分で思っていたものと違うと感じであったり、そのまま続けるか考えた上で退学しましたと述べると良いでしょう。

自分が学びたいことを具体的にできるものを見つけだして、それを高めたいと感じたため専門学校を受験することになりましたと述べるなども良いと思われます。

これらのように具体的で相手にもわかりやすい理由があれば、逆に行動力があるといった印象につながるのではないでしょうか。

4、在学中の学校の名称や在職中の企業名称は書くべき

学歴や職歴の記載について、現在在学中や現在在職中の場合であっても名前の記載は必要です。

転職の際に、現在在職であるという理由から不利になることはありません。

在学の場合、まず新卒者の採用の試験などの場合は「卒業見込み」と付け加えて大学の正式名称を書きます。

在職中についても、企業名(正式名称)を書き、最後に「現在在職中」と記載するか現在在職中の企業名を書き、そのすぐ下に「現在に至る」と書くかのどちらかになります。

5、2つの大学を卒業した場合両方かかないといけない?(片方は書きたくない場合)

片方の大学のことに引け目がある場合であったとしても、頑張って2箇所で学んだ経緯については記載すべきだと考えられます。

理由としては、『2箇所の大学に通う時間の経過があるので、その理由について話す必要性がある』、『なぜ2つの大学に通うことになったか説明の必要がある』からです。

一度大学を出て、違うことの必要性を感じて改めて大学に通われたのですから、ぜひ自信を持って記載して、面接に望んで頂きたいと思います。

理由は様々あると思いますが、2つの大学に通うメリットがあると思われます。

大学や学部によって学ぶ内容も違ってきます。

こういったとこを踏まえた上で、自分しか分からない貴重な経験と考えられ、また、これは外にないアピールポイントの一つとなるのではないでしょうか。

おわりに

学校に通っている時期が短かったり、中退などの場合でも、ストレートに学校を卒業した方と比べて視野が広がったと考えられる点もあると思われます。

そのため、引け目に感じる事柄でも見方によって貴重な体験で他の人では分からないものとなりますので、しっかりとご自分のことについて考える良い機会と考えて積極的に理由を説明することが好印象につながるケースも多くあります。

まずは自信を持って頂きたいと思います。



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