親知らずが及ぼす歯並びへの影響について

親知らずが及ぼす歯並びへの影響について

親知らずは「余分な歯」というイメージが強いかと思います。

ですから、親知らずがあることによって、虫歯や歯周病などのトラブルが発生することがあります。

そんな親知らずを放置すると、歯並びを悪くしてしまう恐れはあるのでしょうか。

その場合、抜歯をしてしまえば、悪化した歯並びは元に戻るのか。

そういった疑問点を解消したいと思います。



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親知らずは前方の歯に悪さをする!

親知らずは、人ぞれぞれ異なる生え方をしています。

お口の中で悪影響を及ぼしているケースでは、前方に倒れ込んでいたりするので、前の歯を圧迫してしまいます。

すると、前の歯は慢性的に圧力がかかった状態となるため、ダメージを受け続けることとなるのです。

その結果、前の歯には「歯根吸収」という現象が起こります。

これは、歯の根っこの部分が溶けていってしまう現象です。

この歯根吸収が進行すると、歯の根っこがボロボロになってしまい、最終的には歯そのものが抜け落ちてしまうのです。

歯並びに影響することはないの?

では、親知らずが原因で、歯並びが悪くなることはあるのでしょうか。

先ほど述べたように、親知らずの生え方によっては、前の歯を圧迫することがあります。

つまり、前の歯は、さらにその前方の歯を圧迫するため、次第に歯列全体が崩れていくことがあるのです。

ですので、状態の悪い親知らずを放置すると、歯並びに悪影響が出てくると言えます。



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親知らずは最後に生えてくる歯

ただ、歯並びが悪い場合、その主な原因が親知らずにあると考えるのは間違いです。

なぜなら、親知らずというのは、歯列が完成した後に生えてくるものだからです。

私たちの歯は、大体15歳前後で完成します。

そして親知らずは、それから数年経った10代後半から20代前半に生えてくるのです。

ですので、歯列不正があるとしたら、顎の骨の大きさや、それぞれの歯の状態に主な原因があるのです。

親知らずを抜歯したら歯列不正は治るの?

そうはいってもやはり、歯列が完成した後に、親知らずが生えてきて、歯列を乱すこともあります。

そういった場合では、親知らずを抜歯した後に、多少、歯列不正が治ることもあります。

けれども、基本的には適切な矯正治療を施さなければ、歯並びの乱れは治らないとお考えください。



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