これって親知らず?歯の特徴と生える時期について
親知らずの生え始める時期や生えきるまでの期間など、親知らずに関する基本的なことを解説します。
そもそも親知らずは、普通の歯と何が違うのかなどにも触れていきます。
「親知らず」という言葉はよく耳にしますけれども、実際にどんな歯なのかは、あまり知られていないかと思います。
例えば、親知らずはいつ頃生えてくるものなのか、また、親知らずは他の歯とは何が違うのか、といった基本的なことについて、ご紹介していきたいと思います。
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どの歯を親知らずというのか?
まず、親知らずがどの歯なのか、ということについてです。
親知らずは、お口の中の一番奥に生えてきます。
ですから、奥歯のひとつとお考えください。
形も普通の奥歯と似通っていることでしょう。
ただし、親知らずは少し特殊で、人によっては歪な形をしている場合もあります。
また、半分だけ生えてきていたり、斜めに生えていることも珍しくありません。
何歳くらいから生えるのか?
次に、親知らずが生えてくる年齢についてです。普通の永久歯は、15歳前後で、全て生え揃います。
一方、親知らずはそこから少し時間が空いて、10代後半から20代前半の期間に生えることが多いです。
生え始めてから、親知らず全体が外に出るまでの期間は、普通の歯とそれほど変わりません。
けれども、親知らずは半分だけ顔を出して終わることもありますので、どのくらいの期間で生えるのかは、一概には言えません。
親知らずの特徴について
では、親知らずは、普通の永久歯とどういった違いがあるのでしょうか。
実は、歯そのものの性質は、他の永久歯とそれほど変わりません。
ですから他の永久歯よりも、もろかったり、欠けやすかったりするということはありません。
しかし、先ほども述べたように、形が歪であることが多いです。
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親知らずの根っこは複雑!?
歯には、歯根と呼ばれる根っこの部分があります。
これは、歯茎の中に埋まっているので、普段は見えません。
レントゲンなどで撮影すると、その形を見ることができるのですが、親知らずの歯根は、複雑な形である傾向が強いです。
根っこが曲がっていたら、細かく別れていたりします。
すると、抜歯する際に、とても抜きにくくなってしまうのです。
親知らずは虫歯になりやすい!
それから、親知らずは普通の永久歯よりも、虫歯になりやすいことがわかっています。
これは、親知らず自体が弱いのではなく、歯磨きしにくい位置にあるため、虫歯になりやすいのです。
ですので、親知らずが「欠けやすい」とか「もろい」というイメージを持たれているのは、このためなのではないかと思います。
親知らずも虫歯になると、結果的に、歯の表面に穴が空いたり、ボロボロになって欠けてしまうこともあるのです。
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