エナジードリンクと栄養ドリンクの違いは?どっちを飲めば良い?
今日も1日頑張らないといけないのに、疲れが溜まってどうしてもやる気が出ないとか、二日酔いでやる気が出ない、睡眠不足でやる気が出ないなんて時がありますよね。
そんな時、エナジードリンクや栄養ドリンクを飲んでみようかと思ったものの、どちらが効果あるの?と気になった人もいることだと思います。
身近な同僚を見てみると、エナジードリンクと栄養ドリンクを同時に飲んでいたりして、その飲み方は大丈夫?両方飲んだら効果絶大?と、気になった人もいるかもしれませんね。
今回は、エナジードリンクと栄養ドリンクの違いや、どんな時にどちらを飲むのが良いのかについて紹介します。
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エナジードリンクと栄養ドリンクの違いは?
エナジードリンクと栄養ドリンクは何が違うのでしょうか?
まず、エナジードリンクと栄養ドリンクでは商品分類が違います。
- エナジードリンクは「清涼飲料水」
- 栄養ドリンクは「医薬部外品」
に分類されます。
医薬部外品には「滋養強壮、虚弱体質の改善及び栄養補給が目的とされている物」という分類があり、栄養ドリンクはその分類です。
医薬部外品である栄養ドリンクは、効能に「滋養強壮」や「栄養補給」表示することができます。
これに対し、エナジードリンクは清涼飲料水であるため、そのような表示をすることができません。
分類のほかに、成分にも違いがあります。
- 栄養ドリンクのみに含まれる「タウリン」
- エナジードリンクに多く含まれる「カフェイン」
- 栄養ドリンクに多く含まれる「ナイアシン」「ビタミンB2」「ビタミンB6」
これらの効果について見てみます。
二日酔い・疲労回復に効く「タウリン」
- 胆汁酸の分泌を盛んにし、肝臓の働きを良くする。
- アルコールの分解を助け、肝臓の負担を軽くする。
- 肝臓が弱ると疲労や体調不良になる為、肝臓を元気にすることで疲労回復をはかる。
- 肝臓内の中性脂肪を肝臓の外に排出し脂肪肝を解消する働きがある。
- 血糖値を下げ糖尿病を予防する。
- 血液をサラサラにし代謝を上げる、ダイエット効果。
- 1日の推奨摂取量は500mg
眠気覚まし・疲労回復に効く「カフェイン」
- 大脳皮質を刺激して眠気を感じにくくする。
- 疲労回復
- 気分を高揚させ、スッキリさせる。
- 集中力を高める。
- 頭痛を和らげる。
- 1日の摂取量は400mg未満
二日酔い・肩こりに効く「ナイアシン」
- アルコールを分解し、二日酔いを防ぐ。
- 血行が良くなり、冷え・肩コリ・頭痛を改善。
- 細胞の生まれ変わりをサポートし、しみ・しわを予防し美肌効果が期待できる。
- 胃腸など消化器官を正常に保つ効果。
- アレルギー症状の緩和。
- 不眠改善効果
- 脂質,糖質,たんぱく質を分解し、ダイエット効果が期待できる。
- 1日の推奨摂取量は、17mg
代謝を良くする「ビタミンB2」
- 細胞の新陳代謝を良くし、口内炎・口角炎・口唇炎・舌炎の予防、改善に効果あり。
- 脂質代謝を良くし、ホルモンが正常に分泌されることでダイエット効果が期待できる。
- 1日の推奨摂取量は、1.6mg
目の疲れに効く「ビタミンB6」
- 目の周りの血管を正常化する働き充血の改善効果があり、ピント調節機能や、瞳孔の光量調節作用のサポート、眼精疲労の改善にも効果あり。
- 細胞の新陳代謝を良くし、美肌効果が期待できる
- 過酸化脂質の分解を促進する効果があり、動脈硬化による高血圧や脳卒中、心臓病などの生活習慣病の予防に効果あり。
- 脂質・糖質の代謝を促進する働きがあり、糖尿病の改善や予防に効果
- 細胞の再生や皮膚、毛髪や爪をつくり出し、美肌・美髪効果が期待できる。
- 片頭痛の軽減効果
- 1日の推奨摂取量は、1.6mg
どんな時にどちらを飲めば良い?
どちらを飲んだら良いのか悩んでしまいそうなエナジードリンクと栄養ドリンクですが、ふたつは分類も成分も違うものです。
成分による効果と含有量をみて、どちらが良いか判断すると良いでしょう。
飲み過ぎ・二日酔いで辛い時、疲労回復したい時には「タウリン」が含まれる栄養ドリンクを飲むと良いと思います。
また、肩こりや眼精疲労が酷い時には、「ナイアシン」「ビタミンB2」「ビタミンB6」が多く含まれる栄養ドリンクを飲むと良いかもしれません。
栄養ドリンクは医薬部外品であり『滋養強壮・栄養補給』の為のものであることから、身体が弱っている時に飲むもの。
カフェインの含有量が多いエナジードリンクは、栄養補給というよりも目を覚ましたり気分をスッキリさせたりテンションを上げたい時に飲むもの。
このように考え、使い分けたら良いと思います。
同時に飲んだらどうなるの?
エナジードリンクと栄養ドリンクと栄養ドリンクを同時に飲んだらどうなるのか?
たくさん栄養素を摂ったら効果も倍増な気もしますが、1日に必要な栄養素の量は決まっていますし、過剰に摂った栄養素は尿などで体外に排出されることが多いものです。
せっかく摂った栄養素をすぐに排出してしまうのはもったいないですし、身体に良い栄養素も過剰に摂取すると悪影響を及ぼす可能性もありますので、同時に飲む必要はないと思います。
エナジードリンクや栄養ドリンクとの同時摂取を避けてほしいものもあります。
それは、アルコールや薬です。
カフェインとアルコールや薬の同時摂取は、心臓に負担がかかる危険性がありますので避けてください。
まとめ
- エナジードリンクは「清涼飲料水」、栄養ドリンクは「医薬部外品」
- 眠気覚まし、スッキリしたい時にはエナジードリンク
- 二日酔いの時、疲労回復したい時には栄養ドリンク
- 肩こりや眼精疲労が酷い時には、栄養ドリンク
- エナジードリンクや栄養ドリンクとアルコールや薬の同時摂取は危険
比べてみると、エナジードリンクと栄養ドリンクは分類も効果も違うものなのですね。
眠たい時にはエナジードリンクを、二日酔いや疲れている時は栄養ドリンクを飲むのが効果的だとわかりました。
どうしても眠たくなってしまう午後の会議や大事な場面など、眠気をとばしたいならエナジードリンクを!
二日酔いや昨日の疲れが残っているなら栄養ドリンクで体に活を入れましょう!
今日も1日がんばってください!
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