金沢の大根寿司とはどんな郷土料理なの？

石川県金沢市の郷土料理といえば大根寿司です。

大根寿司は金沢ではお正月やお酒のお供として古くから親しまれている食べ物ですが、金沢以外の地域では知らない人も結構いるのではないでしょうか。

美味しくて見た目も華やかな大根寿司を食べたことがないなんて絶対に損です。

ここでは大根寿司をよく知らないという人のために、大根寿司とはどんな食べ物なのか、また同じく金沢の郷土料理であるかぶら寿司とはどこが違うのかについて説明していこうと思います。

大根寿司ってどんな料理？

大根寿司は石川県の金沢市でなんと江戸時代から親しまれている郷土料理で、この地方のお正月には欠かせない一品です。

美味しい上に見た目も華やかなので、お歳暮やお土産などの贈り物にもよく選ばれています。

大根のお寿司って一体どんなものなんだと思う人もいるかもしれませんが、大根とにしんの干物である身欠きにしんをお米と混ぜた麹やにんじんと一緒にじっくり漬け込んだもので、お寿司と名前についていてなれずしにも分類されますが、実際はお漬物といった方がしっくりきます。

お寿司というとまず握り寿司を思い浮かべる人が多いと思いますが、大根寿司は握り寿司の原型になったと言われています。

麹と混ぜたご飯とにしんが重なった大根寿司は、確かに握り寿司や押し寿司と似ていなくもありませんよ。

金沢に行かなくても大根寿司は食べられるの？

大根寿司を食べてみたいけれど、なかなか金沢まで足を運ぶ時間がないという人もいるのではないでしょうか。

そんな人には大根寿司のインターネットのお取り寄せを利用するのがおすすめです。

例え金沢の老舗のお店の大根寿司でも今ではインターネットで簡単に購入できるので、日本中どこにいても好きな時に大根寿司を食べることができます。

お店によって微妙に作り方や見た目も違うので、比較しながら一番気になるものを注文するといいですよ。

また大根寿司は完成までに2週間以上かかって手間暇もかかりますが、家で作ることもできます。

地元では家庭によってそれぞれその家の大根寿司の味があって、お正月前になると漬けるところが多いです。

お料理好きの人や普段からお漬物をつけることがあるという人は、一度挑戦してみるのも楽しいかもしれません。

もう１つの金沢の郷土料理かぶら寿司はどう違うの？

金沢市の郷土料理には他にも、大根寿司ととてもよく似たかぶら寿司があります。

大根寿司は大根とにしんを麹で漬けこんで作られますが、かぶら寿司はかぶらとぶりを麹で漬けこんで作られます。

見た目も作り方本当によく似ている大根寿司とかぶら寿司ですが、かぶら寿司に対して大根寿司の方が材料が簡単に手に入る上に安いので、どちらかというと大根寿司の方が一般の家庭に広く浸透しました。

販売されているものも、大根寿司よりかぶらずしの方が値段が高いです。

かぶら寿司も大根寿司と同じように家で手作りもできますが、ぶりを塩漬けする必要があるので、完成するまでに大根寿司よりさらに2週間ぐらい時間がかかります。

まとめ

金沢の郷土料理大根寿司について見てきましたがいかがだったでしょうか。

大根寿司は大根のお漬物ならではのシャキシャキの食感とにしんの何とも言えない味に麹の甘さが絡んだとても絶妙なおいしさです。

お正月にはもちろんですが、普段でもお酒のお供に食べるという人や一度食べたら病みつきになったという人も多いですよ。

石川県から遠く離れた地域の人では大根寿司を知らない人も結構いると思いますが、一度知ったからには食べないわけにはいきません。

大根寿司は見た目にも華やかで食卓に彩りを添えてくれるので、今後はお正月やお客さんが来るような時に、インターネットで注文してみるといいかもしれませんね。

同じ金沢の名産であるかぶら寿司と食べ比べてみるのも楽しいですよ。