大根の栄養成分が体に与える効果とは?
大根は一年中スーパーで売られていて、煮込んだり、生のままサラダにしたり、大根おろしにして焼き魚やハンバーグにかけたりと、色々な食べ方を楽しめるので、食卓に登場する機会が多い野菜です。
そんな大根ですが、体には良いのか?一体どんな効果があるのか気になりませんか?
普段何気なく食べていますが、実は色々な種類の栄養成分が含まれている、体に良い野菜なんですよ。
そして根っこの部分と葉っぱの部分で含まれている栄養素が全く違うのも特徴です。
ここでは今まで大根にどんな栄養があるかなんて考えたこともなかったという人のために、大根の栄養成分と、体に与えるいい効果について紹介したいと思います。
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大根の根の栄養成分と体に与える効果
大根の根の部分ってどこと思う人もいるかもしれませんが、要はわたしたちが普段食べている白い部分のことです。
大根の根には、ビタミンCや食物繊維それに消化酵素のジアスターゼという栄養成分が豊富に含まれています。
さらにストレスを緩和してくれる働きもあるので、健康を維持するのに欠かせない栄養成分といえます。
またビタミンCはコラーゲンを合成する働きがあり、肌をいい状態に保ってくれる栄養成分なので特に女性には嬉しい栄養素です。
食物繊維は腸内の環境を整えてくれるので、便秘の予防や改善に効果的です。
一番の特徴はジアスターゼという消化酵素が含まれていることだと思っています。
消化酵素ジアスターゼの効果
大根が他の淡色野菜と違うのは、ジアスターゼという栄養成分が含まれているところです。
ジアスターゼは消化酵素の一種で、消化を助けて腸内の環境を整えてくれる効果があります。
さらに胃酸を中和する働きもあり胃の状態をよくしてくれるので、大根は消化器官にとても優しい野菜といえます。
ハンバーグやサンマなどの脂身が多い食べ物を大根おろしと一緒に食べたら胃がもたれずすっきり食べれたという経験をしたことのある人は多いと思いますが、これはまさにジアスターゼのおかげです。
そしてジアスターゼにはさらに抗がん作用や抗毒作用まであるという、驚きの栄養成分なんです。
大根が古事記の時代から体にいい野菜とされているのは、このジアスターゼが大いに関係しています。
大根にはこうした効果があって、体によいとされています。
では、葉っぱの部分の栄養ははどうなのでしょうか?
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大根の葉の栄養成分と体に与える効果
スーパーで売られている大根は葉っぱの部分が切り落とされてしまっているのが多いですが、大根の葉っぱは緑黄色野菜で根の部分より栄養成分が豊富に含まれています。
主な栄養成分はβカロチン、ビタミンB1、鉄分、カルシウムで、どれも健康維持にはかかせないものですよ。
βカロチンは体の中でビタミンAに変わり、体の成長には欠かせない栄養素です。
また目の健康とも密接な関係があり、不足したら夜盲症という病気になりやすくなると言われています。
ビタミンB1は糖分をエネルギーに変える働きがあります。
ご飯やパンは食べるとエネルギーに変わって、脳や体を動かす力の源になりますが、ビタミンB1がないとエネルギーではなく脂肪に変わってしまいます。
そして鉄分は血を作るのに必要な栄養素で、カルシウムは丈夫な骨を作るのに欠かせません。
葉がついた大根を見かける機会は少ないかもしれませんが、もし手に入ったら捨ててしまわずにおみそ汁の具などにして食べるのをおすすめします。
まとめ
・ビタミンC:老化防止、肌を綺麗に保つ
・食物繊維:便秘予防
・ジアスターゼ:胃の状態をよくする
・葉っぱにも良い成分がたくさんある
こうやって、大根の特徴をざっと並べましたが、アンチエイジング効果が期待できそうな成分が沢山入ってますね。
特に、胃の状態や便秘予防をすることで、肌の調子は良くなると思いますし、ビタミンCも肌によい成分で有名です。
お肌の調子が悪い時には積極的に食べたい野菜ですね。
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