大根の花が咲く時期はいつ?
大根の花は白い小さなかわいらしい花です。
でも実際に大根に花が咲くと、それを穏やかに眺めている場合ではありません。
というのも大根は一旦花が咲くと、スがはいってもう食べられなくなってしまうんです。
せっかく大事に育てた大根が食べられなくなってしまうのは本当にショックですよね。
そこでここではこれから家庭菜園で大根を育てようと考えている人のために、大根の花が咲きやすい時期と理由、それに花が咲くと大根が食べられなくなってしまうわけについて説明して、その後花大根という花についても少し触れたいと思います。
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大根の花が咲く時期と理由は
大根には春に種をまく品種と秋に種をまく品種があって、花が咲きやすいのは春に種をまく品種です。
大根は本来根がしっかりと成長してからでないと花が咲かないので、普通は花が咲く前に全部収穫されてしまいます。
でも大根の種をまいて芽が出てきた時がたまたま寒い日で、その後急に気温が上がった時等に早めに花が咲いてしまうことがあります。
急に気温が上がると、大根がもう花を咲かせないといけない夏になったと勘違いしてしまうんですね。
なので大根の花が咲く時期は4月から6月頃が多いです。
次の項で詳しく書きますが、大根は本来収穫前に花が咲く前に収穫しないといけない野菜なので、家庭で大根を育てる時はパッケージにあまり花が咲かない(トウ立ちしにくい)と書かれている種を選ぶ方がいいですよ。
花が咲いてしまった大根はもう食べられない
大根の花が咲くことをトウ立ちするといい、一度花が咲くとスが入って筋だらけになるのでせっかくの大根を食べることができなくなってしまいます。
普段わたしたちがよく食べている大根の根があんなに立派なのは花を咲かせるための栄養が蓄えられているからで、花が咲いた時点で根の栄養が大分失われてしまっているんです。
大根が十分成長した後に収穫の時期が過ぎてしまって花が咲くこともあれば、まだ食べごろに育っていないのに大根が花を咲かせる時期を勘違いしていきなり花が咲くこともあります。
いきなり花が咲きそうになった時は、花がまだ蕾の時期なら食べられないこともないので、大根が小さくても急いで収穫してしまわないといけません。
気付いたらもう花が咲いていたという時は、もう大根は諦めて白色の花弁が4枚十字状についたかわいらしいお花を楽しむことにしましょう。
花が咲き終わると種ができるので、これを収穫して来年に備えるのも一つの手ですよ。
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大根の花によく似ている花大根が咲く季節
大根の花によく似た花大根という種類の花があるのはご存知でしょうか?
大根の花が白か薄いピンク色なのに対して、花大根は紫色をしていますが、十字状に4枚花弁がついているところや、2センチくらいの大きさなところがそっくりです。
花大根と聞いてピンと来なくても、野生で道路わきなどに咲いてることも多いので、見たら知っているという人も多いと思います。
花大根はガーデニング向きでヨーロッパでは昔から親しまれている花です。
開花時期は3月中旬から5月下旬で春の季語にもなっている、春の訪れを教えてくれるかわいらしい花です。
大根の花かわいいものの咲かせたらせっかく育てた大根が食べられなくなるので、花を楽しむなら花大根にしたいですよね。
まとめ
・大根の芽が出たのが寒い日だと本来花が咲く時期より早く花が咲く
・大根に花が咲くとスが入ってもう食べられない
・家庭菜園では花が咲きにくい(トウ立ちしにくい)品種の大根がおすすめ
・花が咲いたら食べるのを諦めて大根の種を収穫しよう
・大根の花を楽しみたいなら花大根という花を植えるのがおすすめ
家庭菜園初心者の人のなかには、大根に花が咲くともう食べられないということを知らない人もいると思います。
でも知らずに大根に蕾が付いたのをそのままにしてしまっていると、プランターやお庭に大根の花が咲き乱れて、せっかく育てた大根が全部だめになってしまうということも起こりえます。
家庭菜園の最大の楽しみは収穫してその野菜を食べるところですよね。
大根の花は白くてかわいらしいですが、この最大の楽しみを奪われるならできればお目にかかりたくないです。
家庭菜園では大根の花が咲いてしまうことは少なからずあるので、今後は春の時期に大根を植える時には花が咲きにくい品種を選んだ方がいいですよ。
かわいらしい大根の花を楽しみたいという方には、大根によく似た紫色の花を春に咲かせる花大根を植えるのがおすすめですよ。
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