UVレジン液が黄変するワケとは?
UVレジンは、レジン液さえあれば誰でも簡単にアクセサリーなど作れちゃうのが魅力です。
でもしばらく経ってから見てみると黄色く変色していることも…。
そんなレジンによくある「黄変」のなぜ? どうして? をご紹介します!
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そもそも「黄変」ってなに?
簡単に言うと、レジンの劣化によって透明部分が黄色く変色することです。
・紫外線
・水
・空気
・封入したパーツ類 などなど
UVライトで紫外線を何度も照射すると、使用するレジン液によって若干黄ばんだような色合いになることもあります。
空気による「黄変」
この黄変の原因についてもう少し詳しくご紹介します。
最も言われているのは「紫外線」ですね。
でもよくよく考えてみると、普段紫外線にあたらないところに保管している製作物が黄ばんでいるのも事実…。
これに対し、原因の一つに考えられるのが「空気(もっと言うと酸素)」ではないか、とする説があります。
参考:http://www.mini-mono.net/notes/resin-yellowing.html
こちらのブログでは、黄変はレジンが空気中の酸素と結びつき、「酸化」することによって引き起こされているのではないか? と考えています。
確かに、油や金属はもちろん、食べ物も、酸化によって劣化することはよく知られていますね。
このブログを書かれた方は酸化が原因なら還元(酸化した物質から酸素を奪うこと)してしまえばいいのでは? と考え、その実験もしてくださっています。
参考:http://www.mini-mono.net/notes/resin-yellowing2.html
この実験によって、黄変がわずかではあるものの解消されているのが分かります。
じゃあ黄変したら還元すればいいのか! というわけではもちろんありません。
レジンが酸化しているなら、酸化しないよう工夫する必要がある、ということですね。
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封入物による変色
たまに、飴やクッキー、果物などをレジンでコーティングした作品を見かけることがあります。
最近では注意喚起のサイトも増えていますが、それでもかわいいし、手近なお菓子を使うのだから簡単にできてしまうので、試す方は多い様子。
実はこうした食べ物や水などの生物も、レジンの変色を招きます。
そう、カビです。
レジンでコーティングしたからといって中のものがまったく空気に触れないのかというと、上のブログにもあるようにまったくの誤解であることが分かります(なにせ空気によって変色してしまっているのですから)。
衛生的にも、品質的にも、生物を封入するのは個人的にはあまりお薦めできません。
レジン液によって黄変しやすいものがある?
レジンが黄変するかしないかは、液自体の品質にも原因があると言われています。
例えば、ネットショッピングなどで格安で販売されているレジン液。
有名なメーカー製のものでも通常よりぐっと値段が下げられているものが出回っているのを見たことがある方も多いと思います。
実はこれ、古いレジンを扱っているからなのだそう。
数年前に製造されたものはレジンそのものが経年劣化しており、品質の悪化が顕著であることが指摘されています。
安物買いのなんとやら、ですね。ぜひとも気を付けたいものです。
ちなみに黄変とは直接関係ありませんが、やはりメーカーによって劣化しにくい液とそうでないものとがあるようです。
【レジン液まとめ】
http://matome.naver.jp/odai/2141744142876224801
レジン液は劣化しにくい、とはいえ、宝石のようにずっときれいなままの状態を保つことは難しいのが現状です。
レジンは消耗品、と割りきって楽しむのも、一つの方法なかもしれませんね。
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