桜の開花状況とは?どうやって決める?

桜の開花状況とは?どうやって決める?

毎年春の季節には、日本各地でお花見を楽しむ姿がニュースになるほど、日本人にはなじみが深い桜。

桜は、春の訪れを皆で楽しむ花見には欠かせない重要なツールです。

では、桜の開花情報、「開花日」と「満開日」は、どういった基準で発表されるか、気になる開花状況がどのように設定されているのか調べてみました。



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桜の開花で春を実感、花見は世界中から注目を浴びている

・春の芽吹きとなる桜の開花は春を告げる
・お花見は世界でも有数な観光スポット
・8分咲きから満開の桜が花見に適した状態

寒い冬からようやく温かくなり始め、日本人なら誰もが嬉しく思う春の芽吹きとなる桜の開花が始まる春は、気持ちが軽やかになりますね。

春を先取る花となる、梅や水仙などの名所も日本各地にありますが、やっぱり春の代表となる桜が咲くことで、ようやく春になったと実感できます。

東京のお花見は世界でも有数な観光スポットとなり、日本人だけの楽しみだけでなく、今や海外からも人気となっています。

そんな花見に欠かせない桜、花見をするなら満開の桜を狙いものです。

咲き始めのつぼみよりも8分咲きから満開までがおすすめシーズンですが、自然の植物がいつ咲き始めるか、予測は難しいものです。

日本の土地の形状の特徴上、桜の開花時期が地域によって異なる

・桜の開花時期に差が出る
・さくら開花前線がニュースになる
・桜の開花予報は、国土交通省の気象庁、日本気象協会、他民間企業が発表する

日本は南北に拡がる土地のため、桜の開花時期に差が出ます。

最も早く開花する地域は、沖縄です。冬の温かさが緩み始めるのが早い地方から北上します。九州では、3月中旬から咲き始め、2週間程かけて桜開花前線が北上し、寒冷地の北海道では、5月頃の開花となります。

3月になると桜の開花予想を楽しみとなり、桜開花前線がニュースにもなります。国土交通省の気象庁では、12月から6月までの期間中、毎日、8時30分、11時30分、17時30分の3回毎に発表しています。

日本気象協会では、2月から桜の開花予想が発表され、毎週水曜日の14時が更新となっています。この他にも多くの民間業者が桜開花情報産業に参入しています。

桜の開花予想は、過去の開花日や満開日をデータ化して、予測をしています。



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ソメイヨシノの基準木として開花予想をします。

・桜開花前線の判定基準は、ソメイヨシノ
・開花日は、5~6輪以上の桜の花が開く日、満開日は80%以上のつぼみが開く日
・桜の開花から満開まで、平均して1週間から10日

桜開花前線の判定基準となる桜の種類は、ソメイヨシノです。

日本全国ほとんどの地方で植栽されており、同一品種を目安とするほうが情報を均一化しやすいからです。ソメイヨシノが生育しない地域では、ヒカンサクラとエゾヤマザクラ(オオヤマザクラ)を代替しています。

暖冬の年は、開花が早まります。開花から満開まで、平均して1週間から10日程度がかかります。

開花の予測は、全国に設置してある各気象台近辺に植えられている約50か所の桜の標本木を基準とし、5~6輪以上の桜の花が開く日を開花日、80%以上のつぼみが開く日を満開日としています。

気温の変化に大きく影響を受ける桜の開花は、予測が難しく、開花予測は、精度が高ければ、翌年度も桜前線の的中が期待されます。



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