医療費控除が非適用のおたふくかぜの予防接種は公費助成を探そう!
予防接種には、定期接種(必須)と任意接種(希望者のみ)があり、生まれてしばらくしてから始まります。
定期接種の費用は公費でカバーされるため、指定された期間であればほぼ無料で受けられます。
任意接種は希望者のみで、費用は自己負担です。
任意接種の例を挙げると、インフルエンザが1回3,000円~4,000円、おたふくかぜは1回5,000円、A型肝炎は1回10,000円となっています。
(参考URL :
大阪市 http://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000005771.html)
金額に幅があるのは接種年齢や接種する病院によって多少の差があるからです。
予防接種とは病気にならないため、または病気になっても軽く済むためのものとわかっていても、やはり高額だとためらってしまいます。
そんな時に「医療費控除」という言葉を聞いたら、期待するママやパパもいるのではないでしょうか。
今回は任意の予防接種が医療控除の対象になるかについて、おたふくかぜを例に取りお話します。
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おたふくかぜの予防接種は何を予防してくれるの?
おたふくかぜとは、専門的には「流行性耳下腺炎」といい、熱が出て耳の下が腫れて下ぶくれになりおたくふくのような顔になるので、このように呼ばれています。
また、頭や喉が痛くなったりもするウイルス感染が原因で、子供に多い病気です。
現在、日本ではおたふくかぜの予防接種は任意接種(希望者のみ)となっています。
予防効果は約90%程度で、予防接種を受けてもかかることがありますが症状が軽くて済むという利点があります。
おたふくかぜの予防接種は、1歳を超えたら接種ができ数年後に2回目を接種します。
気になる費用は、平均すると5000円~7000円ぐらいになり、それが2回の接種だと2倍になります。
決して安いとは言えないおたふくかぜの予防接種、予防効果が約90%程度と聞くと子供に接種させたいけど、ためらってしまうママやパパもいるのではないでしょうか。
恐らく、そんな時にまず頭に浮かぶのは「医療費控除」だと思います。
医療費控除とは確定申告の時期に、自分が払った医療費の一部を税金から除いてもらうことで医療費の負担を減らすものです。
ところが、残念ながら医療費控除とは病気の治療を主な目的とした医療費を対象としているため、病気を未然に防ぐ目的の予防接種は原則として控除の対象になっていません。
しかし、ここでがっかりするのはまだ早いです。
控除にはなりませんが予防接種の費用の一部を公費で助成してくれる場合があります。
この助成を利用することで予防接種の費用は安くなりますが、助成金額は地方自治体によって差があるのでお住まいの市役所や区役所に問い合わせるとはっきりした金額がわかります。
(参考URL:
仙台市 http://www.city.sendai.jp/kenko/1207857_2485.html
佐倉市 http://www.city.sakura.lg.jp/0000011049.html )
医療費控除にならないのなら一部公費助成を探そう!
以上のように、医療費控除にはなりませんが自治体により一部公費の助成が期待できるおたふくかぜの予防接種。
ママやパパは、予防効果、接種による副作用、費用などをあらかじめ調べて接種の時期に備えたいですね。
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