干し柿の効能は?カビを生やさないための5つの対策
干し柿にはどのような栄養素が含まれていて、その効能にはどんなものがあるのでしょうか。
また、作る途中でカビが生えても食べることができるのでしょうか。
食べても大丈夫だといわれているカビの種類と取り除き方にはどんなものがあるのでしょうか。
カビを生やさずに干し柿を作るためにはどういう対策が必要なのでしょうか。
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干し柿にはどんな効能があるのか?
干し柿に含まれる主な成分には、β-カロテン・カリウム・食物繊維などがあります。
β-カロテンは強い抗酸化作用を持っていますから、身体の老化防止や肌や髪などの健康を維持する効果があります。
また、体内で必要に応じてビタミンAに変化しますから、ビタミンAの効能でもある目の疲れや乾燥肌などの改善や代謝の活発化にも期待ができます。
カリウムは体内のナトリウムを外に排出するのを促すはたらきがあります。
そのはたらきにより、高血圧や脳卒中の予防・むくみの予防に効果があります。
食物繊維は腸内をきれいにしてくれますから、整腸作用が期待できます。
その他ミネラルも豊富ですから、免疫力アップや血液を健康な状態に維持することもできます。
栄養素が互いに影響しあって、他にも二日酔いを軽減させたり、胃腸を丈夫にしたり、気管支炎の症状を軽減させたり、発がんを抑制するという効果も期待できそうです。
カビが生えても食べられるのか?
こんなに効能いっぱいの食べものですから、少々のカビだったら取り除いて食べることができるといいなと思い、調べてみました。
干し柿に生える可能性のあるカビにはいくつかの種類がありますが、大きく分けて白いカビと青いカビがあるようです。
白いカビは、干し柿の中の糖分が表面に出てできる柿霜(しそう)とまちがわれやすいのですが、カビの場合はだいたいほわっとした毛があります。
(一般的に柿霜には毛はありません)
白いカビが生えていたら、迷いなく処分してください。
たとえ表面のカビを取り除いても、中の方まで菌糸がのびていますから、食べると身体に異常が出ることがあります。
青いカビの方は、アルコール(度数の高いもので甲類の方がのぞましい)をブラシや綿棒につけて取り除いたあと霧吹きなどで再度アルコールを吹きかけておきます。
その後数日なにもなければ、食べても大丈夫かもしれませんが、もしまた生えてくるようなら、思い切って処分してください。
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作っている途中でカビが生えないようにする5つ対策
- 干し始めの3日に雨に当たると絶対によくないので、天気予報をしっかり確認して作業をやりましょう。
- 干すときには必ず、熱湯につける・アルコールを吹きかけるなどの消毒をしましょう。
- 干す場所は、風通しのいいところ・雨が当たらないところを選びましょう。
- 干し方のコツは、柿が重ならないようにすることです。
- (なるべく)素手で触らないようにしましょう。
手からカビの菌が移ることも十分に考えられます。
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