お月見のだんごの数はいくつが正しい?いつ食べる?
十五夜にお月見をする際に、みなさんは何を用意しますか?
お忙しい方は、こういった行事のために何かすることさえ難しいかもしれませんが、お子様がいるご家庭などでは、ススキやお月見団子を飾ったりするのではないでしょうか。
子供の頃は無邪気に、何も考えずに「団子を食べる日だ」と喜んでいましたが、なぜお月見をする際には団子を用意するのでしょうか?
お月見団子と言うと、たくさんの団子を積んでピラミッドのようにしているイメージがありますが、数に決まりはあるのでしょうか?
今回はそういった疑問を解くために、お月見団子についてまとめてみました。
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そもそも、お月見の際に団子を準備する意味は?
・収穫の祈りや感謝のために団子をお供えする
・団子は月のように丸い場合も、里芋のような形の場合もある
実はお月見団子は、初めから食べるために準備するものではないのです。
十五夜には、信仰対象である月に対してお供えをするために月見団子を用意します。
一説では、十五夜の季節に収穫となる里芋の豊作を祈ったり、収穫に感謝をしたりするために月にお供えをしていると言われています。
一般的には月見団子は丸い形をしていますが、上記の理由から、場所によっては里芋のような形をした月見団子を供えるそうです。
しかし、十五夜の季節に収穫されるものは里芋だけではありませんので、穀物や米の収穫を祈ったり感謝をしたりするためとも言われています。
そして、こういった理由で供えられたお団子を私たちは食べているのです。
お月見団子の個数に決まりはあるの?
・その年の満月の数にちなんで12個(うるう年は13個)供える
・簡略化して5個備える場合もある
お供えする団子の数にも様々な説があります。
一つは、十五夜にちなんで団子の数も15個供えるという説です。
この場合、十三夜には13個のお団子を供えることになります。
もう一つは、その年に見られる満月の数にちなんで12個(閏年の場合は13個)供えるという説です。
市販されているお月見団子は、積んだ時のきりのよさから14個で売られているものもありますが、きっちり由来を考えるならば15個、もしくは12個用意するとよいでしょう。
ちなみに、最近ではお供えを簡略化し、15個ではなく5個のお団子を供えることもあるそうです。
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お供えした団子のその後
・月見団子には健康や幸福の願いも込められている
お月見を終えたら、お供えのお団子を食べましょう。
お供え物を食べるのはなんだか気が引ける、という方もいらっしゃるかもしれませんが、お供えしたお月見団子を食べることでお月様の力にあやかり、健康や幸せを得られるとも言われています。
また、お月見団子には収穫の感謝や祈りの気持ちだけでなく、健康や幸福、物事の達成の願いも込められていると言われています。
そういった願いを達成させるためにも、お供えとしての役割を終えたお団子はありがたく頂きましょう。
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