りんごを冷蔵庫で上手に保存する!とっておきの方法とは

「ちょっと奥さん田舎からリンゴが届いて沢山あるからあげるわよ。お子さんに食べさせてやりなさいな。」

近所の人からおすそ分けをもらうのはうれしいですが、もし大量にいただいた場合は保存に困ります。

特にりんごのような生ものをたくさんもらうと、ちゃんと全部食べきれるのかと頭を悩ますことにもなりかねません。

ご近所さんは子供が居たりすると、フルーツだと子供も喜ぶだろうと思って好意でたくさんくれているのには間違いないのですが、子どもが小さいとそんなに一度に沢山は食べられないので、消費するのが大変です。

近所の人の好意を踏みにじらないためにも、食べきれなくて腐らせてしまい捨てるという事態はなんとしても避けたいですよね。

ここではりんごを大量にもらって困っている方のために、りんごを冷蔵庫で上手に保存する方法や保存できる期間などを紹介していきます。



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りんごを冷蔵庫で長期に保存するためのとっておきの方法!

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りんごは空気に触れさせず、低温で湿度が高い所に保存すると長持ちします。

このことが基本です。

その上で、とっておきの保存方法はこれです!

やり方はいたって簡単で、りんごを一つずつラップか新聞紙でしっかりと包んでから、まとめてスーパーのレジ袋に入れ、さらにレジ袋の空気を抜いて口を輪ゴムで縛るだけです。

それでは、もう少し詳しく解説しますね。

冷蔵庫のどこに保存したら良い?

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冷蔵庫に保存するなら野菜室がベストです!

りんごを長持ちさせるためのベストな環境は『湿度が高いこと、低温であること』です。

冷蔵庫には、普段使う冷蔵室と野菜室がありますが、低音で湿度が高いのは野菜室です。

温度は一般的に冷蔵室よりも野菜室の方が2~3度高いですが、湿度は断然野菜室の方が高いです。

ただし、野菜室で保存するには注意が必要です。

りんごからはエチレンガスというものが出ます。これは、他の野菜の成長を促進させる(=痛みを早くする)働きがあります。

そのためにも、先ほどご紹介したりんごを一つずつラップか新聞紙でしっかりと包んでから、まとめてスーパーのレジ袋に入れ、さらにレジ袋の空気を抜いて口を輪ゴムで縛るという方法で保存することで、エチレンガスが他の野菜にいかないようにします。

気密性という点では、新聞紙よりもラップの方が優れているので、野菜室で保存する場合は新聞紙よりもラップの方がベストです。

こうして気密性を高めてりんごを外気に触れさせないようにすることで、りんごが痛みにくくなります。

保存期間はどのくらい持つ?

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りんごをもらったままの状態でただ冷蔵庫の野菜室に入れておいた場合、保存できる期間はせいぜい1週間~2週間くらいです。

これを、ご紹介した方法でやれば、3ヵ月から6ヵ月も保存しておくことが可能なんです。

普段の10倍以上長持ちさせることができるって凄くないですか?!

どんなりんごでも長持ちするのか?品種による違いは?

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「ふじ」や「王林」といった品種であれば長持ちさせるのに適したりんごです。

一方、「ジョナゴールド」や「陸奥」といった品種は長持ちさせるには不向きです。

これらの違いは、りんごの成長が早い種類なのか、遅い種類なのかで変わってきます。

「ふじ」や「王林」は成長が遅い種類なので、出荷が11月頃、「ジョナゴールド」や「陸奥」は成長が比較的早いので出荷は10月頃になります。

りんごの種類によっては、8月頃から出荷されます。

素人がりんごの品種を見分けられる目を持っているわけではないので、頂いた時期が8月よりも遅ければ遅いほど長持ちしやすいりんごだと覚えておきましょう!

冷蔵庫に入りきらない場合

冷蔵庫に入りきらない場合も、似たような方法で保存することが可能です。

ラップや新聞紙で1つずりんごを包み、風通しの良い涼しい場所に保存しましょう。

りんごを長期保存するポイントは、「空気に触れない」、「湿度が高い」、「低温」この3点です。

この3点に最も近い場所は、通気性のある床下の収納庫です。

冷蔵庫に入らない場合は、ここにりんごを入れておきましょう!

床下の収納庫ですが、季節や家の作りによって温度は変わります。

18度以下の涼しい場所であれば、1ヶ月ほど持ちますが、それよりも高いと1週間ほどでダメになります。

冬場だと玄関や物置でも可能です。

冷凍庫で保存するという方法も!

冷蔵庫も室内もどこにも保存スペースがない!という方は、冷凍庫が最後の手段です。

冷凍すると、食感が変わりますが、人によってはその食感が好きという方もいるので、こうした保存もアリです。

冷凍保存だと1ヶ月ほどもちますよ。

冷凍する場合は、りんごをよく洗って、水分を完全に拭きとって、ラップで包んで冷凍します。

解凍する時は常温で、1~2時間程度で解凍します。

あらかじめ、りんごを切って冷凍しておく方法もあります。

その場合は、ジップロックのような気密性の高い袋にりんごが重ならないように入れ、よく空気を抜いてから保存します。

この方法で保存できる他の果物

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ラップに包んで、空気を抜いたビニール袋に入れて保存するのに適した果物はりんごだけではありません。

いちごやサクランボなど痛みが早いものも良いですが、1つずつラップで包むのは至難の業ですので、パックごとラッピングしてやると良いです。

他、柿・梨・グレープフルーツでも同様にすることで保存期間を伸ばすことが可能です。

余談ですが、熟れるのを待つような野菜や果物(メロン・青いバナナ・アボカドなど)をラップをせずに、りんごと同じビニール袋に入れておくと熟れるのが早くなりますよ。(※この方法ではりんごの長期保存はできません。)



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保存する場所がどこにもない場合は加工しよう!

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冷蔵庫も冷凍庫も室内もどこにも置けないよ!というあなたには、長期保存できるようりんご加工してみましょう!

生のままでは1~2週間ほどしか持ちませんが、加工することで半年以上保存することも可能です。

ドライフルーツやリンゴジャム、タレにする方法もありますが、ジャムやタレは冷蔵庫のスペースを使うことになるので、常温保存ができるドライフルーツがおすすめです。

ドライフルーツの作り方

りんごのドライフルーツを作るにはオーブンか電子レンジを使う方法があります。

手軽なのは電子レンジですが、長期保存するにはしっかりと水分をとばしてやることが大切なので、オーブンを使って作る方が良いです。

【オーブンで作る場合】

  1. りんごを輪切りもしくは、半月に薄く切ります。(皮付きでOK、種はとりましょう)
  2. オーブンの鉄板にクッキングシートを引いて、重ならないように並べます。
  3. 100度くらいで1時間焼いて、ひっくり返して30分焼いたらできあがり

ちなみに、電子レンジの場合もほとんど作り方は同じです。

【電子レンジで作る場合】

  1. りんごを輪切りもしくは、半月に薄く切ります。(皮付きでOK、種はとりましょう)
  2. 天板にクッキングシートを引いて、重ならないように並べます。
  3. 1分程度チンしたら、ひっくり返してもう1度同様に

オーブンでやるとパリパリになりますが、電子レンジはグニュっとした食感になります。

レンジの場合は、チンする時間を調整することで硬さ調整が可能です。

オーブンで作ったなら、半年以上保存が可能ですが、レンジの場合はどれくらいパリパリにしたかにもよりますが、半月程度しか持たないです。

りんごの腐り始めを知る方法と、なるべく腐らせないコツ

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残念ながらりんごは生ものなので腐ってしまうこともありますし、今回紹介した方法ほで保存していたとしてもいつかは腐ってしまいます。

りんごが腐りはじめるとりんごの表面が変色して、ぶにょぶにょしてきます。

こうなったら、もったいないですが食べるのは諦めましょう。

特に表面に水がついてしまうと傷みやすくなるので、冷蔵庫をしばらく開けっ放しにしていて中に入れていたりんごに水滴がついてしまったような場合には、早めに水滴をふきとってあげるようにしてくださいね。

なるべく腐らせないためには今回紹介した方法で保存し、サランラップに水滴がついたら早めにふき取ってあげた方がいいですし、新聞紙が濡れたら交換してあげることです。

とにかく水分には気をつけましょう!

まとめ

  • 保存の仕方によってりんごは冷蔵庫で3ヵ月以上保存できる
  • りんごを一つ一つラップか新聞紙で包むのがポイント
  • 常温より冷蔵庫に入れた方が断然長持ちする
  • 冷蔵庫に入りきらないときはドライフルーツに加工するのがおすすめ
  • ラップの水滴を拭き取ったり、濡れた新聞紙は交換する

これまで見てきたようにりんごは冷蔵庫に入れる前にひと手間かけるだけでかなり長い間保存がききます。

なのでたくさんおすそわけしてもらったからといって慌てることはないですよ。

どんどんもらって下さい。(笑)

もらうだけじゃなく、りんごの特売日に大量購入しても怖くありません!

とにかく、ラップに包んで水滴に気をつけて冷蔵庫の野菜室で保存する!これでOKです。

りんごをたくさんもらったあなたも、この方法でりんごを長期保存して食べきってみてください。



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