大根の辛い部分はどっち?それにあった調理法とは?
「お母さん!この大根のサラダまた辛いよ~!」って子供から言われたらショックですよね。
1度だけならまだしも、2度、3度と食べ物で子供に嫌な思いをさせると、好き嫌いの原因なるかもしれません。
大根は上の部分(葉の方)と下の部分(先っぽの方)とで辛さが異なるので、使用する部分によって向いている調理法が異なります。
辛い大根を食べて子供が大根嫌いになる前に、大根の上の部分と下の部分とでは、どっちが辛いのか?、辛い部分に向いている調理法は何なのか?を徹底解説します!
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大根の辛い部分は上下どっち?
大根の辛い部位とは、ずばり下の部分(先っぽの部分)です。
ここは辛いだけでなく筋も多くて硬いので、サラダや大根おろしにして生で食べるのには向きません。
大根は葉っぱに一番近い部分が一番甘く、先端に行くにつれて辛みが増していきます。
ちなみに一番筋が少なく柔らかいのは真ん中の部分になります。
各部分によって向いている料理が違うので、大根を一本買ったら、上の部分(葉に近い部分)、真ん中の部分、下の部分(先端部分)に三等分して冷蔵庫で保存すると使い分けしやすいです。
また切り売りの大根を買う時は、作る料理に合った部分を選ぶようにしたいですね。
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なぜ大根の下の部分は辛いのか?
なぜ大根の下の部分は上の部分に比べて辛いのでしょうか?
その理由は実は大根が成長していく仕組みと関係があります。
そのため大根の先端部分には抗菌作用のある成分が集まっていて、これが辛味を出しているんです。
大根の下の部分が辛いのは、成長期真っ只中で若く血気盛んだからなんです。
逆にもう成熟しきっている大根の葉に近い部分にはこの成分がほとんど残っていないので、逆に甘みが引き出されています。
大根の辛い部分にあった調理法は漬物や味噌汁!
大根の下の部分は辛いので食べられないのかというとそんなことはありません。
確かにサラダや大根おろしにすると辛味が引き立って食べにくくなりますが、ちゃんと下の部分にあった方法で調理するとちゃんとおいしく食べられます。
大根の辛い部分に合うのは、漬物やみそ汁の具それに炒め物といった味がしっかりついていたり、しっかり火を通した料理です。
みそ汁であれば、具や炒め物で他の調味料と合わせて煮込むので、辛味も目立たなくなり、細かく切るので筋があって硬いのも気になりません。
漬物は作るのが難しいと思うかもしれませんが、浅漬けだと家でも簡単にできるので挑戦しやすいです。
ちなみに大根のサラダや大根おろしを作るには上の部分が一番甘いので向いていますし、真ん中の甘くて柔らかい部分は、風呂吹き大根やおでん等の煮物や離乳食向きですよ。
まとめ
・下の部分には抗菌作用のため辛味成分が集まっている。
・大根の下の部分はみそ汁や漬物が適している。
大根の辛い部分は下の部分で、その原因は抗菌作用がたっぷり詰まっているからだったんです。
これさえ覚えておけば、下の部分を生で食べることはないと思います。
これからは、お母さんの大根サラダは辛い!なんて子供に思われないためにも、大根の下の部分をサラダにして食べさせることのないようにしたいですね。
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