クレソンを栽培するときの虫対策を一挙公開
クレソンを栽培するときに気をつけなければならないのが、虫による被害です。
クレソンは、病害よりむしろ虫害を受けやすいようです。
栽培を行う場所が外の環境に近いほど、虫の接近には注意を払う必要があります。
クレソンを栽培するときの虫対策としては、土壌など環境作りの過程でできることと、クレソンを育てていく過程でできることがあります。
クレソンに近づいてくる可能性のある虫についてもご紹介しながら、虫の被害を防ぐ・最小限に抑える方法について考えていきたいと思います。
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生育環境を整える1 土壌の準備
クレソンをプランターや植木鉢などの容器で育てよう、または家の中で育てようと考えている場合は、ハイドロボールなど無機質の石材を土壌として使われることをおすすめします。
土の中には既に虫の卵や何らかの菌が潜んでいる可能性があり、クレソンに影響を与えるだけでなく、家の中に虫が発生する恐れもあります。
巷には土を消毒・殺菌する方法もあるようですが、植物の生育にとって良い菌も殺してしまいかねないなどといった論もありますし、方法もいろいろあるようですので、よく調べることが必要だと思います。
土を使うのはアウト、ということではありませんし、虫の接近を回避する方法は他にもあります。
生育環境を整える2 植える間隔と、間引き
クレソンのタネや苗を植えるときに大事なことは、ある程度の間隔を空けて植えるようにすることです。
間隔を空けていないと、クレソンが育つにつれてどんどん密集してきます…虫からすれば食堂つきマンション!という感じでしょうか?たまらない場所でしょうね。
クレソンを育てている過程では、こまめに間引きを行うようにしましょう。
これは虫対策になるだけでなく、食べることができるのが嬉しいところです。
もし間引きしたクレソンが大量にたまったら?茹でて食べやすい大きさに切り、冷凍保存することをおすすめします。
料理に少し緑が足りない時、調理時間を短縮したい時などに便利に使えます。
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どんな虫がつくの?
クレソンはアブラナ科の野菜です。
アブラナ科の野菜につく害虫は、クレソンにもつきます。
たとえば、アブラムシ、コナガ、ハムシ、カブラハバチ、カタツムリなどです。
よく「クレソンに黒い幼虫がついていた!」という話を聞きますが、これはカブラハバチの幼虫です。
この幼虫を見つけて捕獲しようと少し触れると、ポロッと地面に落ちます。
葉が茂っているところなどだと、どこにいったのか分からなくなってしまいます。
うまく逃げるものだなと感心しますが…いずれにしろ栽培している者にとっては困った存在です。
こまめにチェック、見つけたらすぐにとろう
一度ついた虫が増えてしまうと大変なので、こまめにチェックして、見つけたらすぐに捕殺します。また、虫にやられたところは除去します。
虫を捕まえるのにはピンセットを使うのが便利ですが、使用後の消毒や安全な保管場所の確保など、案外手間がかかります。
著者は、割り箸を使うことをおすすめします。ある期間使って、汚れたり必要がなくなれば、捨てることができます。
また、畑の端に挿したりプランターの端に置いてスタンバイしておけば、虫を見つけたときにすぐに使えます。
いよいよ人間の手には負えなくなったとき…最終手段
旅行で家を空けるなど…やむを得ない理由で栽培状況を確認できず、その間に虫がついて増えてしまっていた!ということは少なからずあるでしょう。
葉をほとんど食べられてしまったなら、今回はあきらめた方が良いでしょう。
農薬を使う場合は、使用方法をよく確認し、必ず守りましょう。
残留農薬を落とす方法もネットなどで紹介されていますので、心配な方は参考にされると良いですね。
農薬を使うことに少し抵抗のある方は、防虫効果のあるハーブを溶かした水など安心な成分のものを手作りする方法もあるので、一度調べてみるとよいと思います。
健やかな環境でクレソンを栽培したいですね。
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