クレソンの人気レシピから見るクレソンの調理法!
クレソンはアブラナ科の多年草で、きれいな水が流れる所を好んで育つ水生植物です。
クレソンには独特の風味と辛味があります。
これはシニグリンと呼ばれる成分に由来するもので、ワサビや大根の辛味に共通するものがあります。
ワサビとは、育つ環境も似ています。
クレソンには消化促進効果がありますので、肉料理に添えられることが多いです。
また、血圧上昇の抑制や脂質代謝の改善などの効果も期待できます。
ビタミン類とミネラル類を豊富に含んでいるので、毎日の食事に取りいれて日々の健康増進に役立てたいものです。
今回は、人気のクレソン料理のレシピから、クレソンをおいしくいただく調理法についてご紹介したいと思います。
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「生で」食べる
クレソンに豊富に含まれる栄養素を、損なうことなく摂取できます。
生で食べる一番人気のレシピは、「そのまま」。
当然ながら、クレソンの風味を存分に味わいたい方にぴったりの食べ方といえます。
次のような方法があります。
- そのまま食べる。
肉などのつけあわせとして…
醤油やドレッシングなどをかけて…
何かと一緒に和えて、サラダとして…
その他、次のような調理法もあります。
- 漬物にする。
- ジュースにする。
また、生とは少し違うかもしれませんが、こんな方法もあります。
- 熱した油や、炒め合わせて味付けした具を生のクレソンの上からかけて、混ぜ合わせて「半生」の状態で食べる。
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「茹でて」食べる
生では、一回に食べられる量に限界があります。
また、生のクレソンの風味や、ほろ苦い味と辛味に抵抗のある方もいらっしゃるでしょう。
加熱すれば、かさが減って食べやすくなりますし、苦味や辛味も軽減します。
クレソンを茹でて調理する方法には、次のようなものがあります。
- おひたしにする。
- 胡麻和えやナムルなど、何かと一緒に和える。
- 他の具と合わせて鍋に仕立てる。
- 茹でたものをそのままあるいはミキサーにかけてピュレ状にし、スープなどにする。
肉と合わせてポン酢でさっぱりと和えたり、胡麻や鰹節と一緒に和えたりするレシピが人気のようです。
西洋から伝わってきた食材ながら、和風の味付けも合うので、ファンは多いようです。
「炒めて」食べる
油で勢いよく炒めるのも、よく用いられる調理法です。
クレソンを単体で炒める他、肉やツナ、卵などと一緒に炒めるメニューがよく見受けられます。
味付けは、塩コショウやガーリック、オイスターソースなどなど…ごはんとよく合いそうですね。
単体で炒める場合は、おいしい油や塩など調味料にこだわると、素材のおいしさを存分に感じられる一品になると思います。
炒める時のポイントは、加熱しすぎないこと。
栄養分が保たれ、しゃきしゃきの歯ごたえが楽しめます。
肉との相性は抜群
クレソンは肉料理のつけあわせとしてよく使われますが、これはとても理にかなっています。
肉料理は消化に時間のかかるものですが、クレソンと一緒に食べると消化を助けてくれるのです。
また、脂っこい肉料理の合間にクレソンを食べると、ピリリとして口の中が爽やかになり、良い口直しになります。お料理の続きもまたおいしくいただけます。
単なる「毒消し」としてだけでなく味の組み合わせの点でも、クレソンと肉は相性良し。
調理法に迷ったら、肉と組み合わせることを考えてみると、間違いはなさそうです。
さまざまな味になじみ、かつ自身の風味を発揮できる
クレソンは中部ヨーロッパなどを原産とする植物ですが、意外に和風の味付けも合います。
私たち日本人がワサビや大根の味に慣れ親しんでいることも、クレソンが日本で受け入れられている要因かもしれません。
ともあれクレソンの料理レシピにはさまざまな味付けのものが見られます。
そこに、自身の独特の風味を主張しつつ調味料の味にすんなりなじむことのできる、包容力を感じます。
あなたもいろいろ試してみてください。
新しいクレソン料理が生まれるかもしれませんよ。
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