エナジードリンクの『モンスター』!飲み過ぎに注意!
エナジードリンクの代表格とも言える『モンスター』。
引っ掻き傷のような爪痕を想像させるパッケージデザインが印象的で、パワーアップを狙った若者の人気を集めています。
日本で販売されている物の中では内容量も多く、効果を実感したい!と期待する人や、満腹感を得たい人が手に取ることが多いようです
ここで気を付けなければいけないのが、その量。
内容量が多いということは、含有成分の量も必然的に多くなってしまい、過剰摂取の危険性が高くなります。
では、モンスターエナジーにおいて飲み過ぎて危険が伴われる量とは、いったいどれくらいなのでしょう。
また、飲み過ぎるとどのような危険があるのでしょうか。
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死亡事故が多発!
2011年、アメリカで14歳の女の子がモンスターエナジーを2本飲み死亡しました。
2012年、アメリカでモンスターエナジーにより5人が死亡、1人が心臓発作を起こすという事故が起こりました。
モンスターに限らず、レッドブルでも多量に飲んだ人が死亡したという事故は、アリルランド・スウエーデン・イギリスなど世界各国で起きています。
本来なら良い効果を期待して飲むはずのエナジードリンクですが、なぜこのような事故が起こるのでしょう。
その原因はカフェインの過剰摂取にあります。
カフェインは中毒症状と背中合わせ
カフェインは適量の摂取であれば、眠気をシャットアウトして集中力を上げるという良い効果があります。
仕事や勉強の前に飲むことで、物事を効率よく片付けることができるのです。
それはカフェインが脳を刺激し、疲れを感じる『アデノシン』といわれる物質を制御する作用や、心拍数を上げたり気道を広げるアドレナリンの分泌を促す作用が影響しているからです。
これらの作用は、継続的にカフェインを摂取することで反応が鈍くなり、より多くのカフェインを摂取しなければ作用しずらくなります。
さらに、カフェインは時間が経つにつれて効果が感じられなくなるため、「また飲みたい」と、1日に2本も3本も飲みたくなる欲求に駆られる可能性も高いのです。つまり、カフェイン中毒になりやすいのです。
一気飲みで急性カフェイン中毒に!
カフェインはコーヒーや緑茶などにも含まれるため、その危険性が重要視されていないという問題があります。
しかし、カフェインの覚醒作用は薬剤にも利用されるほど効果が高く、量を間違えると危険を伴うことを知っておかなければなりません。
コーヒーや緑茶は熱くて少しずつ飲み、1杯飲めば満足することがほとんどですが、エナジードリンクのように冷たく冷やして一気に飲むことで爽快感を感じられるものは、急性カフェイン中毒を引き起こす危険性が高くなります。
モンスターエナジーは大容量であるため、「ぬるくならないうちに一気に飲んでしまおう」という人も多いと思います。
1缶に含まれるカフェイン量は142mgとコーヒーより多く、それを一気に飲み干せば危険があることは一目瞭然です。
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モンスターエナジーは2本が限度!
体重50kgの人が1時間に摂取すると危険なカフェイン量は約330mg。
モンスターエナジー1缶に含まれるカフェイン量が142mgですから、2缶飲めば危険に及ぶ可能性は充分あります。
カフェイン中毒の症状には、焦燥感や親権過敏症、悪心や赤面紅潮、頻尿、頻脈があります。
その他、興奮や不眠も中毒症状のひとつですが、これをエナジードリンクの摂取による良い効果だと勘違いして、続けてカフェインを摂取することにより死亡事故に至る危険性があります。
特に興奮状態になると、自分の症状を落ち着いて見極めることができないどころか、気分がハイになり、楽しくてどこまで飲めるか挑戦するなどと遊び感覚で飲む若者も増えていることは社会的問題であると言っても過言ではありません。
時間を空けても危険!!
では、1時間に2缶以上飲まなければ良いのでしょうか?
時間を空けて、朝・昼・晩と3回に分ければ危険はないのでしょうか。
いえ、とんでもありません。
カフェインは健康な大人でも1日の上限は400mgとされています。
摂取したカフェインは、1日かかっても体外に排出される割合は80%。
残り20%は翌日になっても体内に残っているのです。
従い、時間を空けても危険は生じますし、連日飲むことさえも危険なのです。
モンスターエナジーを連日飲むと、常に体内にカフェインがある状態が続き、カフェイン中毒になる危険度は100%と言っても過言ではないかもしれません。
大容量のモンスターエナジーだからこそ、その飲む量や頻度には注意が必要です。
日本版と比較すると、海外版のモンスターエナジーは容量が473mlとさらに多く、カフェインの含有量も160mgに上がります。
ネットオークション等で購入される方もいると思いますが、危険性はさらに高いことを覚えておいてください。
⇒モンスター エナジーの詳細はコチラ
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