親知らずの抜歯の思い出 鹿児島県 JPさん
性別 | 抜歯時の年齢 | 治療部位 | 生え方 | 治療場所 |
男性 | 30代 | 右上,右下 左下 |
ななめ 埋まっている |
病院 |
当時は親知らずの抜歯については歯医者ではなく、口腔外科でやるもの、という以外はあまり知識が無く、国民健康保険が効きそうだから、という理由だけで、お茶の水の駅のそばの、某医科歯科大学を選びました。
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実際に手術を受けてみた
もちろん手術は日帰りです。
事前にレントゲンを撮ってもらいましたが、かなり斜めに生えていることが分かっていたので、難航しそうだな、と最初から予想していました。
当日は多少ナーバスになりながら順番を待ちます。
順番が来てまずは麻酔です。
かなり歯ぐきの深くまで刺すせいか、麻酔注射そのものが結構痛かった記憶があります。
それから先は麻酔が効いてくると、だんだん意識はぼんやりしてきますが、ドリルやら何やらで先生が一生懸命、削ったり引っ張ったりしているのだけは良く覚えています。
私の場合はかなり斜めに生えていたようで、先生や助手の方が苦労しているのだけは良くわかります。
「ああ、これは長期戦になるな」などと考えながらも、手術台の上ではまな板の鯉状態で、目の前で何が起きているか観察する以外、何もやることがありません。
そしてだんだん麻酔が切れてきます。痛みが強くなってくると、当然ですが、手を上げて麻酔の追加を注文します。
先生は何度も何度も削っては引っ張り、削っては引っ張りを繰り返します。
それでもなかなか思うように抜けないのが、手に取るように分かってきました。
口腔外科の仕事というのは思ったより大変なんだな、と妙に冷静に観察している自分もいました。
その作業を何分繰り返したでしょうか。
麻酔が効いているので、正確な時間はわかりませんが、早く終わってくれないかな、とぼんやりしながらも思います。
また麻酔が切れてきたので、さらに追加注文します。
歯が上手く削れてきたら、ペンチのようなもので引っぱられた記憶があります。
うまく抜歯できたら、先生も嬉しそうです。それを三本繰り返すので、抜く方も抜かれる方も体力勝負です。
助手の方も一生懸命やってくださるので、思わず声をかけたくなるのですが、さすがにそれはかないません。
「もう少しだよ、もう少しだよ」と何度も言われますが、なかなか終わりがきません。
結局麻酔は三回使ったと思います。
こんな感じで、トータル一時間以上かけて抜歯は終了しました。
抜歯が終わると、抜いた親知らずを見せられます。
歯はばらばらにくだけていましたが、意外と目に見えている部分より根っこの方が長いのだな、と思いました。
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最後に
これを読まれたら、親知らずの抜歯は怖いものだと思われるかもしれませんが、歯は一生ものです。
親知らずを抜くメリットもたくさんあることを強調して、本文は終わりにさせていただきます。
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