横向きの親知らずが埋まっていて痛みを感じたため抜歯しました。 Mさん

右下の親知らずが、横を向いた形で生えてきてしまいました。

少し頭が見えている状態だったのですが、横向きのためちゃんとした状態で完全に生えてくることが出来ず、ずっと埋まっていました。

それだけなら良かったのですが、親知らずが顔を出していることに気づいてから少し経ったある日、ご飯を咀嚼する際に痛みを感じることが多くなりました。

親知らずについてインターネットで調べてみたところ、基本的にちゃんと生えてきたものはそのままでも問題がないけれど、痛みを感じる場合は抜いたほうが良いと書いてありました。

また気になったのが、そのままにしておくと顔のゆがみにもつながるという一文でした。

そのため、右下の親知らずの抜歯を決意しました。

普通の歯科では、親知らずの抜歯はできないことが多いです

最初、家から近い普通の歯科クリニックに予約をして赴きました。

てっきり、親知らずの抜歯を即日でやってもらえると思っていたのですが、親知らずがあまりにも横向きで複雑に埋まっていて、ここでは抜歯はできない、という回答でした。

今でも覚えているのが、その歯科クリニックの先生の言葉です。

「この親知らずを抜くのは相当大変ですよ！」

私はその言葉を聞いて怖くなってしまいました。

横向きの親知らずを抜くのは難儀だということはなんとなく噂には聞いていましたが、専門の方からそう言われたことで、もしかしたら大手術のようになるかもしれないと恐れていました。

とにかく、歯科クリニックでは抜歯はできないということでしたので、近くの総合病院の口腔外科に予約を取り、そこで抜歯をしてもらうことにしました。

総合病院での待ち時間、気が気ではなかったです

抜歯当日、とてもドキドキしていたのを覚えています。

口内はしっかりと歯磨きをして、デンタルフロスも使いました。

総合病院でしたのでなかなか順番が回ってこず、待ち時間は雑誌を読んでやりすごしました。

1時間ほど待って、ようやく名前が呼ばれたので診察室に入りました。

私はとにかく口腔外科の先生の腕が気になりました。

インターネットで調べてみると、痛いという感想がとにかく多く、術後の写真を見ては戦慄しました。

しかし、その総合病院の口腔外科の先生は、どうやら名医だったということを、手術が終わってから確信しました。

初めての抜歯手術は思ったよりも早くて驚きました

担当の先生は50代の男性の方で、年齢より若く見える方でした。

まずは歯茎に麻酔を打たれました。この時が一番痛かったかもしれません。

麻酔を打たれた後はまず、歯を砕いていたんだと思いますが、鈍い振動が伝わってきました。

そのあと、全然抜けているという感覚はなかったのですが、すっぽりという感覚が伝わり、ものの5分で親知らずの抜歯は終わりました。

その後傷を縫ってもらい、痛み止めの薬をもらいました。

正直、こんなにあっさり終わるとは思っていなかったので、拍子抜けしました。

担当の先生はどうせなら他の親知らずも抜いちゃおうよ、という話をされ、右上の親知らずも後日抜いてもらうことになりました。

手術のうまい方に当たってとてもラッキーだったと思いました。