犬にセイタカアワダチソウ(雑草)を食べさせてはいけない3つの理由
「うちの犬、散歩のときにいつも雑草を食べているけど、これって大丈夫なの?」
こんな疑問は、犬を飼っている人の多くに共通するものだと思います。
特にセイタカアワダチソウは、その雑草の1つです。
なぜ犬は数ある雑草の中から、セイタカアワダチソウを選んで食べるのか?
謎多きその理由と、食べることによって生じるメリット・デメリットについて説明します。
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犬がセイタカアワダチソウを食べる理由
・運動不足
・ストレスを感じている
セイタカアワダチソウには薬効があるとされています。
特に、殺菌・抗菌・整腸作用がその効果です。
また、その若芽は人間の食用としても知られていたり、乾燥させたつぼみは、お風呂に入れて肌荒れや毒素の排出にも効果的だったりします。
ですが、現在のところ、犬にとっての具体的な効能は実証されていません。
犬がセイタカアワダチソウを食べるのは、こうした薬効を本能的に嗅ぎ付けているのかもしれませんね。
また、犬は運動不足のときやストレスを感じているとき、何かを口にする習性があります。
セイタカアワダチソウを食べるのはその習性の1つでもあるようです。
食べてもすぐさま自分の体に害が及ばないのですが、それも理解しているのでしょうか。
食べることのメリットはほとんどない!
・胃の洗浄
食べることによるメリットは、残念ながらほとんどありません。
強いて言うならば、ストレス解消がメリットです。
引っ越しなどで環境が変わったとき、雨が続きで運動不足と感じているとき、周りに知らない犬が多いとき、などは犬のストレスの原因です。
こうした状態のときに、食べても比較的安全なセイタカアワダチソウを選んで、ストレス解消のために食べているのかもしれません。
人間もストレスを感じると何かを口に入れたくなりますが(ガムや煙草など)、あれと同じなのでしょうか。
また、一説には、胃の中をキレイにするための行動とも言われます。
野菜や草には一時的ですが、胃酸を中和する作用があります。
場合によってはそれを吐き出して、本能的に胃の洗浄をしようとしている可能性もあるようです。
ですが、先ほども述べた通り、実際に効果的な胃の洗浄ができるかは解明されていません。
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食べることのデメリット=3つの理由
・消化不良となる
・毒を誤飲してしまう
食べることを日常的に繰り返すと、胃の中の雑草を消化しようとして、過剰に胃酸を出すクセがついてしまいます。
こうなると雑草を食べていないときでも、胃酸過多の状態に陥りやすくなり、体に悪影響を及ぼします。
胃酸過多の症状には、胃痛・吐き気・食欲不振などがあります。
犬は肉食動物ですので、雑草を適切に消化する酵素をもともと持ち合わせていません。
なので、消化不良が起こりやすくなることもデメリットです。
消化不良も、胃酸過多に似たいくつかの症状を生じさせると言われます。
また、植物の中には毒素を持つものも多くあります。
セイタカアワダチソウをムシャムシャと夢中で食べている中で、こうした危険な植物を誤飲してしまいかねません。
ここに挙げた3つのデメリットを避けるためにも、犬にむやみに植物・雑草を食べさせることは、極力やめさせた方がいいでしょう。
以上、犬がセイタカアワダチソウを食べる理由・メリット・デメリットについてご紹介しました。
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