梨ジュースの効能を発揮するには1日どのくらい飲むの？

梨には様々なよい効果があることが知られています。

健康のために、旬の時期だけでも梨を毎日食べるように心がけている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、梨は硬いものもあるためお子様や歯の弱い方は毎日それなりの量を食べるのは難しいかもしれません。

代わりに梨ジュースで代用する場合、どの程度の量を飲めば効能が発揮されるのでしょう？

今回は、梨ジュースの効能を得るために飲むべき一日あたりの量を調べてみました。

梨を摂取することで得られる効果をおさらい

梨ジュースの摂取目安量を考えるために、まず梨を食べることで得られる効能をおさらいしましょう。

梨にはクエン酸やアスパラギン酸などが含まれており、梨を食べることで新陳代謝が促進されたり、スタミナを増強させたりと、疲労回復の効果が得られます。

また、ソルビトールという甘みを出している成分が便秘を解消させる働きを持っていることも有名ですね。

梨には、血圧を下げる効果のあるカリウムも含まれているため、毎日食べ続けていると高血圧予防になるとも言われています。

過剰摂取で身体に悪影響を及ぼす可能性も

次に、食べ過ぎることで発生する悪影響も考えましょう。

前項でご紹介したソルビトールという、便秘を解消する働きのある成分は、摂り過ぎると胃腸への刺激が大きくなってしまいお腹を下してしまう可能性があります。

また、高血圧予防になるカリウムは血圧を下げる＝身体を冷やす効果なので、梨を食べ過ぎると身体が冷えすぎてしまいます。

もともと低血圧の方は通常よりも摂取量に気を付けた方が安心です。

そして梨に含まれる「石細胞」は、体内で消化されないため適量摂取であれば腸を刺激し便通を良くさせますが、過剰摂取するとお腹を壊してしまいます。

つまり、梨ジュースも飲みすぎるとこのような結果を招く可能性が出てきてしまうのです。

梨ジュース飲む一日あたりの量の目安は？

以上のことを考えると、梨ジュースの適正摂取量は必然的に、梨の適正摂取量を意識したものにしなければなりません。

一般的に梨の一日の適正摂取量は200gと言われています。

梨の大きさにもよりますが、200gはおおよそ梨半分～一個分ですので、ミキサーなどを使用し自分でジュースを作る場合は、一日分のジュースに使用する梨は半分～一個分にしましょう。

梨は90%が水分と言われていますので、既製品のフレッシュジュースであれば200ml程度を目安に摂取すれば摂り過ぎにはならないでしょう。

フレッシュジュースではない、果汁数パーセントのジュースであればそこまで過剰摂取は気にしなくとも問題ありませんが、今度は逆に効能も出にくいかもしれません。

また、お腹の調子が悪い時や、身体が冷えていると感じる時には摂取を控えましょう。