ふぐ調理師免許の取り方は？申し込み先や難易度など

ふぐには毒がある種類がいるため、調理には免許が必要なことは有名ですが、その調理師免許はどのように取得するのでしょうか？

ふぐが扱えるようになれば自分のお店で取り扱える品が増えますし、中には店は構えていなくとも自分でふぐを捌けるようになりたいという方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、免許を取得するためには何かしらの受験資格が必要なのか、どこに申し込めばいいのか、試験内容や試験難易度……あまり想像がつきませんよね。

ここでは、ふぐ調理師免許の取り方や試験内容について広くご紹介致します。

ふぐの調理師免許の取得方法

ふぐの調理師免許は国家資格ではありません。

実はふぐの調理師免許は都道府県が定めている資格なので、申し込み先は都道府県ごとに異なります。

例えば、東京都であれば福祉保健局、奈良県であれば保健所などになります。

また、試験内容も都道府県によって異なります。

京都府の学科試験内容は公衆衛生、食品衛生、ふぐ条例やふぐの性状などについてですが、東京都はふぐ条例やふぐに関する一般知識のみなど、場所によって試験内容が全く異なっています。

受験資格も都道府県によって異なり、東京都は調理師免許とふぐ調理の2年以上の経験が必要ですが、千葉県は3年以上です。

場所によって勉強すべき科目や試験日程が全く異なっているので、自分が免許を取得しようと思う都道府県のサイトを見て、しっかり調べてから免許取得に挑みましょう。

ふぐ調理師免許取得試験の難易度は？

前項で申し上げた通り、都道府県によって試験内容が異なりますし、人によって得意科目・苦手科目があることを思うと一概に難易度はこうと言い切ることは出来ません。

しかし、一般的に最も難関と言われているのは東京都のふぐ調理師免許です。

東京都の学科試験は「東京都ふぐの取扱い規制条例及び同条例施行規則に関すること」「ふぐに関する一般知識」で、実技試験は「ふぐの種類の鑑別」「ふぐの内臓の識別と毒性の鑑別」「ふぐの処理技術」です。

特に技術試験が難しいと言われているため、東京都の免許にはそれだけの価値があると言えます。

都道府県によっては講習を受けるのみ・試験なしでふぐが扱えるようになる場所もありますが、そこで得られる免許はその程度の価値とも言えます。

試験や講習の実施日程は？

試験も全国一斉ではありませんので、都道府県によって試験日は異なります。

東京など関東は夏から秋にかけて試験を実施するところが多い様子ですが、愛知県は10月であったり、滋賀県は2月実施であったりとばらつきがあります。

自分が何月に向けて勉強をすべきなのかしっかりと調べてからスケジュールを組むとよいでしょう。