子供の黄砂アレルギーの症状は?病院は何科を受診するの?
春になるとニュースでは花粉の飛散情報がよく取り扱われるようになりますが、飛散してアレルギー症状が出るのは実は花粉だけではありません。
中国の方面から飛来してくる黄砂も人が吸い込むと花粉アレルギーのような症状が出ることがあるのです。
アレルギー症状が出た場合、大人でも原因が黄砂か花粉かは判別しにくいものですが、お子様のこととなればなおさらです。
お子様が、黄砂が原因のアレルギーかもしれない場合、病院は何科にかかればよいのでしょう?
今回は、お子様が発症した場合の黄砂アレルギーの症状について記載します。
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黄砂を吸ってしまうとどうなる?
・付着したPM2.5などの有害物質が身体に悪影響を及ぼす
・もともと持っていたアレルギーや喘息を悪化させる
黄砂はなんとなく悪いもの、というイメージがありますが具体的にどのような影響を及ぼすかご存知でしょうか。
黄砂は「砂」と言われてイメージするものよりも粒子がとても小さく、吸い込むと喉はもちろん肺まで入り込んでしまいます。
粒子の表面がざらついているため、体内に入り込むと喉や肺などを傷付けてしまいます。
また、黄砂は浮遊している物質を取り込んでしまう性質がありますので、日本に辿り着く頃にはPM2.5や硫黄酸化物、窒素酸化物を吸着しています。
これらの影響で、花粉症のようなアレルギー症状を発症したり、もともと何かのアレルギーを持っている方はその症状を悪化させたりすることがあります。
子供の黄砂アレルギーの症状はどんなもの?
・皮膚や目のかゆみ
・喘息の発症
黄砂のアレルギー症状は、大人も子供も基本的には花粉症の症状とあまり差がないので見分けがつきにくいかもしれません。
粒子が喉や肺に入り込むことにより咳が出たり、吸着した物質が鼻水・鼻づまりを引き起こしたり、また目に入った場合は目のかゆみなどの風邪や花粉症のような症状が引き起こされます。
黄砂を体内に取り込み続けると肺に少しずつ蓄積されてしまい、深刻な喘息になってしまう可能性もあります。
吸湿性の粒子であれば時間の経過と共に体外に排出されますが、不溶性の粒子は体内に留まり続けてしまいます。
肺の表面積は当然子供の方が小さいので、吸い込んだ黄砂は大人にとっては少しでも子供にとっては重大な悪影響を及ぼす量かもしれません。
軽い風邪か花粉症の延長と思っている場合でも念のため一度黄砂の影響を疑って病院に行ってみる方がよいかもしれません。
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黄砂アレルギーの場合、病院は何科に行くのが正しい?
・近所にアレルギー科がない場合は一番ひどい症状のある部位の科へ
原因が花粉か黄砂か、または別の症状かを判断するには「アレルギー科」という科が用意されている病院へかかるのが一番です。
アレルギー科はその名の通りアレルギーに特化した診察をしてもらえるので、何に対する抗体を持っていてどんなアレルギーを持っているのか詳しく知ることが出来ます。
行ける範囲の病院にアレルギー科がない場合は、一番ひどい症状のある部位の科へ行きましょう。
咳や鼻水などの症状が一番気になるのであれば耳鼻科へ、目のかゆみがひどい場合は眼科へ……とそれぞれの病院へ行き、黄砂の影響か花粉のせいなのかを聞いてみるとよいでしょう。
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