銀杏の中毒症状が出たら、病院の診療科目は何科を受診するべきか?

銀杏を食べて中毒症状が出たら、病院の診療科目は何科を受診するべきか

イチョウの種子である「銀杏」は、美味しくてつい食べ過ぎてしまいます。

子どもも大人も大好きな食べ物ですが、食べ過ぎると中毒症状を起こす危険な面を持っています。

最も重篤な中毒症状の場合、死に至ることもあるそうです。

中毒症状はなぜ起こるのか?起きてしまったら病院の何科を受診すればよいのかを調べてみました。



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■銀杏に含まれる中毒の成分

・豊富な栄養素
・銀杏は、民間療法の薬として扱われていた
・神経毒のメチルピリドキシン

銀杏の栄養素は、カロテン、ビタミンC、カリウム、マグネシウムが豊富な食べ物で、昔から咳止めや痰切り、滋養強壮などの民間療法の薬としても、活用されていました。

しかし、メチルピリドキシンという神経毒を含んでおり、大量に摂取することで、脳内の神経伝達物質の生成を抑制させてしまいます。

メチルピリドキシンは、熱に弱い性質を持つため、炒ったり焼いたりするなどで熱を加えれば、減少しますから、調理の際には十分熱を加えることが必要です。

■中毒症状を起こす原因

・アミノ酸の代謝を阻害するメチルピリドキシン
・メチルピリドキシンは、肝臓で解毒
・食べる目安は、大人一日40粒まで

銀杏に含まれるメチルピリドキシンは、アミノ酸の代謝に必要なGABAの生成を阻害する働きがあり、ビタミンB6の作用を阻害します。

大人の場合は、肝臓で解毒することが出来ますが、子どもは解毒作用が働きにくく中毒になる患者のほとんどが子どもとされ、子どもの発症が多く報告されています。

一日に摂取できる最大個数の目安は、子どもで7粒、大人40粒程となります。

子どもは、少量でも症状を起こすことがあるため、できることなら、子どもには食べさせないほうが良いようです。



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■どのような症状が発症するのでしょうか。

・症状が出るのは、摂取後1~12時間
・始めの症状は、おう吐や発熱
・銀杏は、死に至ることもある危険な食べ物

食べ物は食べてから1~2時間程で胃で消化され、その後に体内吸収されます。

そのため、銀杏摂取後1~12時間に症状が出るとされています。始めの症状は、おう吐や発熱です。

症状が進むと、循環器系の「不整脈」や「顔面蒼白」、呼吸器系の「呼吸困難」、神経系の「けいれん」「めまい」「麻痺」が出ます。

大量に摂取したり、少量の摂取でも体調がもともと悪かった場合は、死に至ることもある危険な食べ物なのです。

■診療科目は何科を受診すればよいのでしょうか。

・治療法は、欠乏したビタミンB6を注射する
・子どもは小児科、大人は内科を受診
・総合病院の場合は、総合内科

おう吐したり、発熱などは、他の病気の症状としても、良く見られます。

銀杏の中毒症状は、食事後に出やすい症状ですから、銀杏を食べた場合は、すぐに病院を受診しましょう。

治療法は、欠乏したビタミンB6を注射で注入となりますから、受診は、子どもは小児科、大人は内科を受診しましょう。

夜間や休日は、かかりつけ医師による診察ができないこともありますから、急病診療所の場合は、内科や小児科、24時間受け付け可能な総合病院の場合は、総合内科を受診しましょう。

【全国の救急病院一覧】
http://www.navitime.co.jp/category/list?categoryCode=0503020

症状が一度収まっても、再発することもありますから、24時間程は経過観察するためその日は入院ができる病院を選ぶと良いでしょう。



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