春分の日の気温は高くなる?! その理由について

春分の日の気温は高くなる?! その理由について

春分の日が訪れると、ついに春が来たという気持ちになりますよね。

昼と夜の長さが同じになり、翌日からは昼の時間が長くなるため、なんとなく活動時間が長くなるような気がして明るい気持ちになりますよね。

日が伸び始めると同時に気温も少しずつ上がってゆきいよいよ春らしくなるものですが、春分の日当日の気温は高くなるものなのでしょうか。

今回は春分の日の気温について調べてみました。



Sponsered Links


はじめに、春分の日の定義とは?

・春分の日とは「春分」の訪れる日
・春分とは、太陽が春分点を通過する瞬間
・実は春分の日の昼夜の長さは等しくない

春分の日とは一体どういう日なのか、あまり考えることはありませんよね。

春分の日とは、一年の日数を24等分した二十四節気の「春分」が訪れる日です。

春分以外にも、有名どころでは冬至、夏至、秋分も二十四節気の定める節目の名称です。

春分とは太陽が春分点(=黄道の0度地点)を通過する瞬間のことを指しています。

春分点から90度進んだ場所に夏至、さらに90度で秋分、さらに90度で冬至、という位置関係になっております。

そして、一般的に春分の日の昼夜の長さは等しいと言われていますが、実は厳密に言うと昼夜の長さが全く同じというわけではないのです。

日本の場合、実際には14分ほど昼の方が長いのだそうです。

春分の日は暖かくなるの?

・春分の日は春のちょうど真ん中
・太陽が春分点に至っても気温は変わらない
・基本的には、春分の日前後と気温は同じ

二十四節気の「立春」から、立夏の一つ前の「穀雨」までを春とするならば、春分の日は春のちょうど真ん中ということになります。

春の真ん中と言うと、なんとなく春らしく暖かい日になるような気がしてしまいますよね。

しかし、太陽が春分点に到達してもぐんと気温が上がるわけではありません。

例としてgoo天気を参考にここ三年の春分の日前後の最高気温を見てみましょう。

2015年は、19日15.9度、20日14.9度、21日(春分)16度、22日18.7度。

2014年は、19日13.2度、20日9.1度、21日(春分)14.5度、22日14度。

2013年は、19日7.6度、20日(春分)9.4度、21日11度、22日11.4度。

このように、春分の日に特別気温が上がる訳ではなく、春分の日以降に急激に気温が上がる訳でもありません。



Sponsered Links


気温は夏に近付くにつれ高くなる

・気温のピークは春の真ん中ではない
・気温は夏に向けて少しずつ上昇してゆく

先ほども記載したとおり春分の日は春の真ん中です。

しかし、気温は太陽が春分点を通過する瞬間に最も高くなるというわけではありません。

もちろん、気温は夏に近付くほどに高くなってゆくからです。

そもそも気温が高くなる原因は、太陽の光が射す角度が垂直に近くなるからです。

地球の公転速度も自転速度も一定であるため、一日だけ角度が垂直に近付く=暑くなるということはありえないのです。

もし春分の日の気温が高くなることがあったとしても、それは偶然天候がそうさせたということになります。



Sponsered Links


コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ