どんぐりを食べる動物は?動物への正しい与え方について
ハムスターやリスの専用フードには大抵の場合、ひまわりの種が混ざっています。大好物ですから、ひまわりの種から先に食べる事でしょう。
それならば、木の実であるどんぐりを与えても喜ぶのでしょうか?
秋になると公園のそこかしこに落ちているどんぐりをペットのお土産にとつい考えてしまいます。
公園で拾い集めたどんぐりも、ヒマワリなどの種と同様にフードに混ぜ与えてもいいのでしょうか?
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ハムスターに与える場合には
ひまわりの種やかぼちゃの種が大好物のハムスター。
当然どんぐりも大好物?と考えがちですが、実はハムスターにどんぐりは食べさせてはいけない食べ物なのです。
どんぐりに含まれる成分である「タンニン」という名前を聞いたことがあるでしょうか?
タンニンとは、お茶やワインに多く含まれる成分です。
このタンニンは、そのままで食べてしまうと、消化器官の不調を引き起こしたり、たんぱく質を過剰に体外へ排出してしまう働きがあります。
ただし、人間の場合、タンニンの持つこの毒性を浄化する機能を体に備えていますが、ハムスターの場合この機能を備えていないので、タンニンの毒性をそのまま受けてしまうのです。
ですから、どんぐりを食べる事で接取したタンニンによって、中毒を起こし死亡してしまう危険性があるのです。
どんぐりの中には、このタンニンをほとんど含まない種類のものもありますが、選別を間違えてしまう危険性を考えると、どんぐりを食べる事のリスクは高いといえるでしょう。
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リスに与える場合には
野生で暮らすにリスにとって、どんぐりは大好物であり、冬眠前の大切なエネルギー源でもあります。
どんぐりをお腹いっぱいに食べ、更に巣穴に隠し、冬を越すのです。
ペットで飼われているリスにとってもどんぐりが大好物である事には変わりはありません。
野生の場合のように、冬眠する事がなくても秋になると、いつもにもまして食欲が旺盛になるでしょう。
リスにどんぐりを与える場合には、拾い集めたものをそのまま与えて大丈夫です。
餌の器に入れてもよし、手から直接渡してもコミュニケーションになり楽しいでしょう。
部屋の中で自由にしている時であれば、どんぐりを色々なところに隠し、どんぐり探しをしても楽しいでしょう。
秋であれば、いつでも手に入るどんぐりですが、季節を過ぎるとなかなか手に入らず困るものです。
そのような時の為には、秋の拾い集めたどんぐりを密閉できるビニール袋に入れ、冷凍庫で保存しておくとよいでしょう。
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