引越し料金の内、赤帽の収入はいくらになる?
赤帽とは企業の名称ではなく、協同組合組織です。
つまり、赤帽のスタッフの人は会社員ではなく個人事業主となります。
赤帽に所属して引越業を営む場合、私たちが支払う引越し料金のうちどの程度が収入となるのでしょうか?
赤帽の仕組みと、所属する事のメリットを踏まえながら、赤帽スタッフの収入について解説します。
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赤帽とは?正式名称は?
冒頭でも述べた通り、赤帽とは企業名ではなく組合組織の名称で、引越しなどの貨物軽自動車運送業を行う事業主が集まって構成されています。
加入するためには、赤帽として個人事業を開業する事になります。
協同組合で有名なのは「コープ」と呼ばれる「生活協同組合」や、「農協」の通称で有名な「農業協同組合」があります。
協同組合に加入すると、ローンや保険など組合独自のサービスを受けられるというメリットがあります。
では、赤帽に入る事によってどのようなサービスが受けられるのでしょうか?
赤帽に加入するために必要なもの
赤帽として事業を開業すると、以下の費用が必要になります。
・開業のための書類作成代
・赤帽加入金
・出資金
これらが必要となるのは、加入した時のみです。
出資金は脱退する時に変換されます。
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赤帽で開業した時、毎月かかる費用
次に、収入に関わる毎月の支払い額を見てみましょう。
・組合賦課金…10,000円
・赤帽連合会費…1,500円
・共済会費…1,500円
計:13,000円/月
・ガソリン代
・車両保険代
・高速道路通行料
個人事業主ですので、車の燃料の経費は自分で支払わなくてはなりません。
長距離間の引越しを多く受けると、車両に関する経費が多くなります。
保険に関しては、赤帽の福利厚生も利用する事ができます。
また、赤帽の車両をローンやリースで購入した場合は、毎月の返済やリース料も支払わなくてはなりません。
赤帽で仕事をした時の収入
赤帽組合員は個人事業主ですので、基本的には自分で案件を取ってこなくてはなりません。
ですが、組合に加入するメリットとして、以下のように組合を通して仕事を請ける事ができます。
2.同じ組合員から斡旋してもらう
1.赤帽組合から仕事を手配してもらう
仕事を手配してもらうためには、自分で組合に登録を行う必要があります。
その場合、斡旋手数料として売上金の約12%を組合に納めなくてはなりません。
※斡旋手数料は赤帽の店舗によって異なります
(斡旋手数料の例)
引越しの売上60,000円×12%=7,200円
差し引き52,800円が組合員の収入となります。
2.同じ赤帽に加入している組合員からの斡旋
組合員同士で仕事を紹介し合って請け負います。
個人で仕事を取った場合と、組合員による紹介で仕事を取った場合は、売上は全て収入となります。
店舗によっては組合員同士の斡旋にも、組合が手数料を取る事もあるようです。
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