漂白剤でシャツの黄ばみカンタン撃退法!酸素・塩素別に解説

緊張からくる急な脇汗、夏場の炎天下や冬場の効きすぎた暖房など、汗をかく機会は意外と一年中あるものです。

毎日きちんと洗濯しているから大丈夫!と思っていても、よく晴れた日に屋外で見ると、結構はっきりと首回りや脇に黄ばみが残っていて、それに気付いてしまうと気持ちも落ち込んじゃいますよね。

巷では、服の黄ばみ汚れを退治する裏ワザやクリーニング屋さん御用達を謳った業務用洗剤など、効果が期待できる洗濯方法がたくさん紹介されています。

しかし、手順が複雑で段階を踏む必要があったり、専用洗剤は地域によっては近所で手に入り辛かったりと困ることも。

家庭に常備されている漂白剤で、ちょっとのポイントで簡単にシャツの黄ばみが解消できれば嬉しいですよね。

漂白剤なら家にない場合でも手に入りやすくて、試しやすいのもおすすめポイントです。

今回は、シャツについてしまった汗の黄ばみ汚れを、漂白剤を使って段階的に撃退する方法を紹介します。

シャツについた黄ばみ汚れに有効な漂白剤は3種類

衣類の黄ばみ汚れをとるには、漂白して白くしてしまうのが手っ取り早い方法です。

汗や皮脂からくる黄ばみに効果を発揮する漂白剤は3種類あります。

■汗の黄ばみに効果が期待できる漂白剤

  • 液体の酸素系漂白剤
  • 粉末の酸素系漂白剤
  • 塩素系漂白剤

液体の酸素系漂白剤は、他の漂白剤に比べると洗浄力は劣りますが、生地に優しく鼻につく臭いも出ないため、あまり漂白剤を使用したこがない方でも取り扱いが容易です。

粉末の酸素系漂白剤は、毛や絹などの動物性繊維には使えませんが、液体の酸素系漂白剤よりも強力な洗浄力を持っています。

白い衣類で黄ばみが目立つなら、断然、塩素系漂白剤がおすすめですが、生地を傷めやすく何度も繰り返すと薄くなったり時には穴が空く場合もあるため、取り扱いには注意が必要です。

それでは、これらの漂白剤についておすすめポイントを以下より紹介していきます。

ステップ① 液体の酸素系漂白剤

毎日洗濯しているのに、首回りや脇部分の黄ばみが消えないということは、普通に洗濯しているだけでは漂白が足りなかったということですよね。

つまり、日中着ていて「汗かいたな~」と思ったり、薄い色合いのシャツで汗染みが目立ちそうなら、毎日の洗濯にプラスして漂白剤を使うと黄ばみ汚れが軽減されるわけです。

それほど深刻な黄ばみ汚れでない場合は、まずは液体の酸素系漂白剤を試してみましょう。

スーパーやドラッグストアなど、比較的小さめの店舗でも取り扱いがあり、思い立ったらすぐに手に入りやすいのも嬉しいポイント。

色柄ものに使えて生地も傷めにくいため、普段から漂白剤を使い慣れていない人でも扱いやすく、記載どおりの使い方をしていれば失敗もありません。

基本的な使い方は、水かぬるま湯に液体の酸素系漂白剤といつもの洗剤か洗濯石鹸を加えて溶かし、一晩漬け置きするだけ。

翌日は、そのままいつも通りに洗濯しましょう。

ステップ② 粉末の酸素系漂白剤

液体の酸素系漂白剤を使っても、イマイチ黄ばみが消えないという場合は、同じ酸素系漂白剤でも粉末タイプを使ってみましょう。

液体の主成分は過炭酸ナトリウムで水に溶かすと、過酸化水素(液体の酸素系漂白剤はこれが主成分)と炭酸ナトリウムに分解されます。

炭酸ナトリウムはアルカリ性で、過酸化水素の漂白力をアップさせる力を持っています。

つまり液体と粉末では、粉末の酸素系漂白剤のほうがより漂白力が高いということになります。

使い方は液体の酸素系漂白剤と変わらず、漬け置きの際に投入するだけ。

漂白力が高いので洗剤は追加しなくても構いませんが、それよりも注意したいのは漬け置きには水ではなく、必ずぬるま湯を使って欲しいということです。

40度程度のぬる湯を使うことで、本来の洗浄効果が期待できるので、粉末の酸素系漂白剤にぬるま湯というのを覚えておいて下さいね。

ステップ③ 塩素系漂白剤

シャツの黄ばみが酷く、白色の場合は塩素系漂白剤も使えます。

しかし酸素系漂白剤に比べると漂白力が高い反面、生地を傷めやすくトラブルも起こりがちで取り扱いが難しいという欠点もあります。

強力な漂白力、除菌、殺菌効果が期待できるため、トイレや台所、浴室のカビ取り剤としても用いられています。

効果が大きい分、臭いがきつく生地を傷めやすいので、あまり衣類の漂白には適さないかもしれませんが、もし酸素系漂白剤で汚れが落ちず、なおかつ黄ばんだシャツが白色なら、駄目で元々、黄ばみが落ちればラッキー程度に考えて、塩素系漂白剤を試してみてもいいかもしれません。

塩素系漂白剤の漂白効果は想像以上に強力なので、白色でもピュアホワイトのシャツのみにとどめておきましょう。

オフホワイトや、ワンポイントのある白シャツで使ってしまうと、無残な姿になってしまうので注意して上手に使用してください。

まとめ

  • シャツの黄ばみ汚れには、手っ取り早く漂白剤を使うと◎
  • 液体の酸素系漂白剤→粉末の酸素系漂白剤→塩素系漂白剤の順で漂白効果が高い
  • 漂白効果が高いものは、生地を傷めたり色落ちのリスクがあるので注意
  • 基本的な使い方は、40度程度のぬるま湯に漂白剤を溶かして一晩漬け置き
  • 塩素系漂白剤は強力だが、色柄ものには使えず白色限定。独特の臭いも気になるため最終手段として考えておこう

漂白剤は洗濯のみでなく、布巾の除菌や水回りのカビ取りなど、かなり幅広い用途で使えるので何種類か用意しておいても無駄にはなりません。

酸素系、塩素系の違いだけではなく、液体と粉末のタイプもあって、使える素材や用途も効果も様々です。

あとはシャツに黄ばみを作らない工夫として撥水加工を施したり、制汗剤を控えるなどの予防に努めることで、お気に入りのシャツをいつも気持ちよく長持ちさせることが可能です。



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