簡単!圧力鍋を使った棒鱈の炊き方
日本の伝統食品「棒鱈」
棒鱈とは、主に稚内で作られる、開いた鱈を寒風にさらして乾物にする名産品です。
元々は鮮度の落ちやすい鱈を保管しやすくするための保存食として生み出されたものですが、その独特の味わいや食感は昔から多くの人に愛されてきました。
おせち料理の甘露煮などはおそらく一度は食べたことがあるかと思いますが、棒鱈の身は完全に水分が抜けているため、調理には非常に手間がかかります。
あまり時間がない方にとっては作る機会がなかなか無い棒鱈料理ですが、圧力鍋があれば大幅に時間短縮ができます。
ここでは、棒鱈をおいしく作るためのポイントを紹介します。
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棒鱈の炊き方
- お湯を沸かしてあらかじめ戻しておいた棒鱈を入れます。
- 再びお湯を沸かして、棒鱈の身が柔らかくなるまでじっくりと煮ます。
- 棒鱈の身が浸るくらいにお湯を調節して、砂糖・みりん・酒・醤油などで味付けします。
- 棒鱈のみで作ってももちろんおいしいですが、きのこ類やサトイモ、ジャガイモなどの野菜を入れると棒鱈の風味が移ってまた格別です。
棒鱈はあらかじめ食べやすい大きさに切っておきます。
20~30分くらいあくを取りながらゆでて、ざるに移して身を崩さないようにやさしく水洗いします。
本来ならば、ここからさらに半日以上煮る必要があります。
ですが、圧力鍋を使えば20~30分くらい煮るだけで十分柔らかくなります。
あとは火を止めて、圧力鍋から蒸気が抜けるまでおいておくことで、棒鱈の身がふっくらと仕上がります。
好みによってはしょうがを入れたり、砂糖を多めに入れて甘く仕上げたりなど、地方によって特色があるのが面白いところです。
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日本の伝統食「棒鱈」を守ろう!
棒鱈の調理にはとても時間がかかるため、忙しい現代では作る人が減り、最近では調理済みのものしか食べたことがないという方もいます。
そんな人こそ、余裕ができた日にはぜひ圧力鍋を有効活用して、ゆっくりと棒鱈料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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