世界の棒鱈料理3本!上手な戻し方と食べ方
棒鱈・バカラオの戻し方
棒鱈もバカラオもとても固く、そのまま煮ては柔らかく仕上がりません。
1~2日、できれば4~5日くらい水に浸けておきます。
水の温度が高くなりすぎると、鱈の臭みが出て、味が落ちてしまうので、1日1回水を取り替えながら様子を見ます。
バカラオも棒鱈と同じく調理する前に水で戻す必要がありますが、バカラオはとても塩分濃度が高いため、しっかりと塩抜きしなければいけません。
水戻しが終わったら一度味見をしてみて、作る料理に併せて塩分を調整しましょう。
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棒鱈・バカラオ料理
鱈はクセが少なく、干すことで水分が抜けて旨みが凝縮するため、和洋どんな味付けにもよく合います。
ここでは特に有名な料理をいくつか紹介するので、ぜひご家庭でも作ってみてください。
◎芋棒
棒鱈と京野菜の海老芋を出汁・酒・砂糖・みりん・醤油で一日以上かけて煮る京都の伝統料理です。
最も有名な京都の老舗である平野屋本店は三百年の歴史を誇る名店です。
◎バカラオ・アル・ピル・ピル
たっぷりのオリーブオイルにニンニクと唐辛子を入れて加熱して、塩抜きしたバカラオを弱火でじっくり温めながら煮るスペイン料理です。
あの有名なTV世界ウルルン滞在記でも紹介されたことがあります。
◎バカラオ
そのまま「バカラオ」という名前のノルウェーの家庭料理です。
スパイスを利かせたトマトスープでバカラオ・玉ねぎ・ジャガイモなどを煮込んでいます。
とろみがあって、これ一杯で満腹になれるそうです。
棒鱈料理は根気よく作りましょう
棒鱈は毎日水を取り替えながら何日もかけて戻して、柔らかくしないと料理には使えない、非常に手間のかかる食材です。
ですが、下準備さえしてしまえばあとは簡単に食卓の主役になるおいしい料理を作ることができます。
お客様をもてなすときなどには、たっぷり手間をかけて作った棒鱈料理はいかがでしょうか。
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